デイリースポーツがドラフト候補特集。筑波大の佐藤隼輔投手、関西国際大の翁田大勢投手、三菱自動車倉敷オーシャンズの廣畑敦也投手を取り上げている。
即戦力投手特集
この日のデイリースポーツは裏一面でドラフト候補特集を掲載している。今年のドラフト候補としては、高校生投手が注目される中で即戦力投手もいると、筑波大の佐藤隼輔投手、関西国際大の翁田大勢投手、三菱自動車倉敷オーシャンズの廣畑敦也投手を紹介している。
筑波大の佐藤隼輔投手は最速151キロの左腕投手でしなやかな腕の振りができるが、重心の置き方など安定した形は、動作解析の第一人者でもある川村監督も「ちょっと教えられないところだと思っています」と話す。仙台高時代からプロ10球団以上が注目し、「4年後にドラフト1位で」と目標を立てて入学した筑波大で、球速を7キロアップさせ、ドラフト1位指名確実とも言われる投手となった。
関西国際大の翁田大勢投手は、スリークォーターから152キロの速球を投げる。昨年3月に行われた阪神2軍とのプロアマ交流戦え4回3安打2失点、150キロを連発し視察したスカウトを驚かせた。「少し自信になった」と話す。西脇工業時代も注目され、ドラフト会議ではプロ志望届を提出して指名を待ったものの、名前が呼ばれなかった。「指名漏れしてから、ずっとプロに行ってやるという気持ちが強い」と話し、今年は「わかっていても打てない真っ直ぐ」を習得するため、ストレートの回転数のアップと回転軸の調整をしている。
三菱自動車倉敷オーシャンズの廣畑敦也投手は、昨年の都市対抗の開幕戦で、前年チャンピオンのJFE東日本と対戦し、社会人屈指の強打線を相手に最速154キロのストレートで1失点完投勝利を挙げた。現在は「プロがビビるくらいの球」の習得を目指す。
今年のドラフト会議は、150キロに到達している森木大智投手、小園健太投手、関戸康介投手、松浦慶斗投手、風間球打投手や、148キロ左腕の金井慎之介投手(横浜)など高校生投手が注目され、野手も高校通算43本塁打の昌平・吉野創士選手、30本塁打の智弁学園・前川右京選手などが注目されるが、大学・社会人の選手がどのように絡んでくるのか。昨年のように大学生が秋までに急成長したり、都市対抗では社会人の投手・野手が素晴らしい力を見せたこともあり、大学・社会人選手の大逆襲があるかもしれない。





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