高知高と練習試合を行った大阪桐蔭は、プロ注目の大型左腕・松浦慶斗投手が6回に登板し、2回を投げて2安打1失点という内容だった。
プロ級
森木大智投手とともに登板が注目された大阪桐蔭の大型左腕・松浦慶斗投手だったが、この日は6回から2番手で登板をした。その6回は3ベースヒットを許すと、その後、ボテボテの当たりのヒットで1点を与えた。
しかし、なおもピンチで打者・森木選手との対戦だったが、ここを併殺に仕留めると、7回は三者凡退に抑えた。2回を投げて2安打1失点だった。
松浦投手はセンバツ後はベンチ入りから外れ、トレーニングやフォームの調整などを行った。その結果としても注目されたこの日の投球内容は、スカウトのコメントなども無くわからないが、球速は148キロも記録した。またラプソードの計測では、球質の部分でプロ級とだったという。
この日は竹中勇登投手が先発し5回を1失点、また8回からは3番手で2年生の188cm右腕・川原嗣貴投手が登板し2回1失点だった。154キロ右腕の関戸康介投手は1試合目での登板はなく、2試合目に登板したかは不明。
打者では3番の池田陵真選手が森木投手に対して4打数4三振だったが、5番の前田健伸選手は3打数3安打だった。前田選手は森木投手について「やっぱり球は速かったです。本気で腕を振っているようには見えなかったんですが、低めの球も伸びてくる。自分のなかでボールと思った球がストライクで驚きました。その球に振り負けないように打ちました」と話した。
今春選抜1回戦敗退後、春季大阪大会ではメンバーを外れ、近畿大会でも登板機会がなかったがチームはいずれも優勝。「自分がもっといい投手になって帰ってきたら、もっと強くなれる」。この日は株式会社ネクストベースによる球質データ計測も行い“プロ級”のお墨付きも得ていた。
3安打はチームで前田1人で「やっぱり球は速かったです。本気で腕を振っているようには見えなかったんですが、低めの球も伸びてくる。自分のなかでボールと思った球がストライクで驚きました。その球に振り負けないように打ちました」。今春の選抜で無安打に終わっただけに、その悔しさを持って取り組んできた成果を豪腕に対して示した格好だ。

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