夏の高校野球愛知大会が開幕、豊橋中央のプロ注目遊撃手・星野真生選手はこの日、4回にレフトフェンスを越える3ランホームランを放った。この試合には広島、北海道日本ハム、横浜DeNAの3球団のスカウトが視察し、評価をしている。
長打力・足・肩
星野真生選手は176cm76kgの遊撃手で、遠投110mの肩、50m6.2秒の足、そして長打力も魅力選手。この日は1番遊撃手で出場すると、初回は初球をスイングし、キャッシャーフライに打ち取られた。それでも「初球から打っていくことでチームが乗る。いつも、そういう心構えで臨んでいる」と、初球からスイングすることを決めていたという。
その姿勢の答えが現れる、この日は愛西工科の倉知投手の、縦に動く球にチームは3回までノーヒットに抑えられた。しかし4回、1点をとって同点にすると、なおも2アウト2,3塁の場面で打席に入った星野選手が、レフトフェンスを越える3ランホームランを放った。この回に5点を奪った豊橋中央は勢いがつき、8回コールド9-1で勝利した。
愛知県の注目野手の筆頭とも言われる星野選手に、この日は広島、北海道日本ハム、横浜DeNAの3球団のスカウトが視察に訪れた。
北海道日本ハム・熊崎スカウト:「センスがあって、伸びしろもある。もっと注目されていい選手」
横浜DeNA・中川スカウト:「昨年から守備の面で大きく成長している。スイングもいいし、楽しみな選手」
広島・松本スカウト:「3拍子そろったいい選手。スローイングもいいし、盗塁できる足もある。右打ちだしプロ志望なら候補に入ってくる」
と高い評価を見せた。星野選手は「アピールの気持ちはあるけど、まずはチームの勝利。勝利に貢献する姿を評価してほしい」と話す。プロ志望届を提出することも視野に入れている。
守備では初回に硬さが見られて、打球に入りきれなくてヒットにしたシーンはあったが、その後はフットワークも良く、良い動きが見られた。176cmだがもっと大きく見える感じで、ドラフト会議での指名の可能性もありそうだ。
走攻守そろった右打ちの遊撃手を、3球団のスカウトが視察した。日本ハム・熊崎スカウトは「センスがあって、伸びしろもある。もっと注目されていい」と高評価し、DeNA・中川スカウトも「昨年から守備の面で大きく成長している。スイングもいいし、楽しみな選手」とうなずいた。
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