明星大で最速152キロの速球を投げる権田琉成投手に、福岡ソフトバンクの永井スカウト部長が高い評価を示した。
5球団視察
首都リーグ2部Wグループの明星大vs足利大の試合には、5球団のスカウトが視察に訪れた。152キロ右腕・権田琉成投手がその目的と見られる。
その権田投手は、新型コロナの影響により夏場はオープン戦は2試合しか戦えず、実戦登板が少なかったこともあり、この日は最速147キロ止まり、まだ体の調整も完全ではなく5回で降板した。
それでも5回を投げて2安打3奪三振1失点、軽くなげて伸びる球が特徴の投手で、この日視察した5球団のスカウトのうち、福岡ソフトバンクは永井スカウト部長が、土曜日ということもあり他にも大学のリーグ戦が行われている中で、飯能に足を運び首都2部リーグを視察した。永井氏は「カットボールがいい。バランスのいいフォームで投げていて、球種の見分けがつきにくい」と評価した。
権田投手はもともと社会人に進む予定だったが、春の1部2部入れ替え戦の武蔵大戦で7安打完封勝利を挙げ、「あれで自信がつきました」とプロ志望に方針転換した。
小さい頃から巨人ファンだったという権田投手だが、「野球を始めて、一番の目標はプロ野球選手になること。そのチャンスがあるので、逃さないようにしたいです」と話した。

181センチの長身に、しなやかな投球フォーム。投手としての伸びしろを大いに感じさせる。ソフトバンクは、永井スカウト部長がわざわざ埼玉・飯能まで足を運んで直接チェック。「カットボールがいい。バランスのいいフォームで投げていて、球種の見分けがつきにくい」と、潜在能力の高さを評価した。
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