火の国の155キロ左腕・石森大誠投手に12球団から調査書、今季は36回1/3で63奪三振

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九州アジアリーグの火の国サラマンダーズでプレーする石森大誠投手は、155キロを記録する左腕投手として、12球団から調査書が届いている。

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大学時に指名漏れ

石森大誠投手は、東北公益文科大時代も140キロ後半の速球に加え、変化球もしっかり使える投手で、オープン戦では社会人を相手にも力で押す投球も見せていた。プロ志望届を提出し、大学初のプロ野球選手の誕生かと思われたが、ドラフト会議では指名漏れした。

それによってめげることなく、「より野球に対しての気持ちが強くなった」と、熊本ゴールデンラークスに進むと、今年から九州アジアリーグの火の国サラマンダーズとなった。元ソフトバンクの馬原氏がピッチングGMから「大きな武器となる変化球を身につけた方がいい」とフォークボールを習得し、さらに西武やソフトバンクでプレーした細川亨監督から、捕手目線からのアドバイスを受けた。「投手から分からない、見えない角度から言ってくれて自分の引き出しになった」と話す。

その結果、今年5月の福岡ソフトバンク3軍戦では自己最速を3キロ更新する155キロを記録し、リーグ戦ではリリーフとして36試合に登板、36回1/3を投げて63奪三振を記録、2勝1敗19セーブ、防御率1.73と結果を残しチームを優勝に導いた。

12球団から調査書が届いており、155キロ左腕に注目が集まる。ドラフト上位指名の可能性もある投手で、特に福岡ソフトバンクの動きが注目される。今年は大学生を中心に左腕投手の候補が多いが、主だった左腕投手が指名された後、石森投手もドラフト2位あたりで指名される可能性は十分ある。

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遊学館時代の15年、夏の甲子園に出場。山形県の東北公益文科大では指名漏れを経験した。「より野球に対しての気持ちが強くなった」。昨年は、現チームの母体となった社会人の「熊本ゴールデンラークス」で主に先発を務めた。今年から在籍する火の国では5月のソフトバンク3軍との交流戦で、自己最速を3キロ更新する155キロをマークした。力強い直球を武器に抑えとして36試合に登板。2勝1敗19セーブ、防御率1・73で優勝に貢献した。特筆すべきは三振の多さで36回1/3で63奪三振。奪三振率15・61の「熊本のドクターK」に12球団から調査書が届き「率直に凄くうれしい。自信にもつながります」と話す。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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