福岡ソフトバンクは、ドラフト2位で指名した慶応大・正木智也選手と、契約金7000万円、年俸1200万円で入団合意した。
外野のポジション争いへ
正木智也選手は慶応高校で通算50本塁打を放ち注目されると、大学でもリーグ戦で10本塁打、4年時は大学野球選手権と明治神宮大会でも合計3本塁打を放つスラッガー。チャンスや大舞台に強いところがあり、打席でも狙い球を静かに待つ雰囲気のある打者で、ドラフト会議では2位で指名された。
この日、ユニフォームに袖を通すと、「改めてプロの世界に入る自覚と活躍しないといけない責任を感じました」と話す。そして、「ホームランの力は大きいと思う。流れをチームに持ってくるもの」と話し「将来的には3冠王を狙い、球界を代表するようなバッターになれれば」とホームランにこだわる事を宣言した。
福岡ソフトバンクは、柳田選手、栗原選手がそれぞれ外野手として実績があり、藤本監督も2人のレギュラーを明言している。残りの1つのポジションを正木選手や先輩の柳町選手、上林選手、真砂選手、佐藤直選手などと争う。厳しい争いとなるが、「偉大な先輩方に食らいついていきたい。いいところは吸収して、負けない気持ちでやっていきたい」と話した。
打撃を見ると、残り一つのポジションを獲得する可能性は十分ある。あとは守備で、今年秋は良くなったものの、さらに磨いてゆきたい。

藤本監督は正木、ドラフト4位の野村(NTT西日本)を来春のキャンプで主力中心のA組スタートさせる方針。外野は柳田、栗原のレギュラーを明言していて、残るポジションはたった一つだ。慶大の先輩でもある柳町や上林、同じ右打者では真砂、佐藤直らが候補に挙がり、定位置争いは激しい。「偉大な先輩方に食らいついていきたい。いいところは吸収して、負けない気持ちでやっていきたい」と即戦力の期待に応えたいと意欲を語った。

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