慶応大が1月8日に今年の練習を開始し、プロ注目の146キロ左腕・増居翔太投手も始動した。増居選手はプロ志望を家族に伝えたという。
高校時はプロを目指さず
増居翔太投手は146キロを記録するが、140キロ前半でも伸びのある球を投げ、変化球もキレも鋭い左腕投手。彦根東時代に甲子園で9回までノーヒットピッチングを見せる快投(延長10回に被安打)を見せて注目されていた。
高校時にプロのスカウトも注目をしていたが、学業も優秀で京都大や関東の大学に進学することを決めており、またその時に、大学でもプロは目指さないと話していた。
それでも慶応大に進むと、1年生の春から登板し、昨年秋は4勝を挙げるなど、リーグ通算7勝1敗、先発の一角となった。そしてこの年末に実家に帰省すると、「両親に、プロを目指してやっていくと伝えた。驚かれたけど反対はされなかった」と、プロ志望を家族に伝えて驚かれたという。
171cmと上背はないものの、福岡ソフトバンクの和田投手を手本に、今年のさらなる成長を目指す。「第1戦で投げるのが一番いい投手だと思うので、初戦に投げたい。春は最低5勝」と、エースとして5勝を挙げることを目標とすると、「投手として勝利に貢献できるように取り組むことが、プロにもつながると思う。足元を見て頑張りたい」とその先へ進む決意も示した。
慶応大には生井惇己投手という150キロの速球を投げるクロスファイヤー王子がいる。増居投手と同じく上背は無いものの、増居投手とはタイプの違った気迫と強気さを全面に出す投手として、エースを競う事になる。
また、ショートの下山悠介選手やスラッガーの萩尾匡也選手、180cmで力のある球を投げる右腕の橋本達弥投手などもドラフト候補で、昨年の正木智也(ソフトバンク2位)、渡部遼人選手(オリックス4位)に続いてプロ入りをしたい。

最速146キロ左腕の増居翔太投手(3年=彦根東)は、プロ志望を明言した。年末年始に滋賀県彦根市の実家に帰省。「両親に、プロを目指してやると言いました。今まであんまり言っていなかったので、びっくりしていました」と明かした。両親からは「悔いのないように」と言葉をもらったという。勝負の1年に向けて「春に5勝はできるようにしたい。投手として勝利に貢献できるように取り組むことが、プロにもつながると思う。足元を見て頑張りたい」と話した。


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