3月18日に開幕するセンバツ高校野球大会の出場校が、1月28日に決定する。センバツ出場の吉報を待つ注目選手を、サンケイスポーツが紹介している。今日は近江の山田陽翔選手と京都国際の森下瑠大投手。
近江・山田陽翔選手
近江高校は昨年夏の甲子園でベスト4に勝ち上がった。山田陽翔選手の投打の活躍が印象に残る。山田選手も「貴重な経験ができたことは、今後の野球人生に絶対に生きてくる。」と話す。
そして、「あの場所でもう一度戦いたいと思うと、今のままでは絶対にいけない。さらに自分を磨き、レベルアップしたいです」と目標としていた甲子園出場を達成した先には、また甲子園があった。
しかし、甲子園ではノーゲームとなった日大東北戦を含めて6試合全てに先発をし、大会後は右肘痛のため、状態が良くなるまで投手として登板できず、秋季大会は野手に専念した。近畿大会は準々決勝で金光大阪に敗退、大会ベスト8でセンバツ出場は微妙な状況だが、大阪桐蔭が明治神宮大会で優勝し、出場の可能性が近づいた。
「僕の代でこの近江を日本一にすることが目標だとずっと言い続けてきている。できる選手はそろっているので、あとはキャプテンの僕次第」と話す。日本一の高校生になって、秋のドラフト会議での指名も目標とする。
京都国際・森下瑠大投手
京都国際は昨年のセンバツにも出場し、夏はベスト4入りした。その両方の大会でエースとして投げたのが2年生だった森下瑠大投手、178cmの左腕投手で最速は143キロ、抜群の制球力と、カーブ、スライダーなど6種類の変化球の投げ分けができる。
その森下投手も「甲子園はずっと小さい頃から目標にやってきたところ。2回も行かせてもらっているけど、まだ日本一は取ったことがない。今は出るだけではなく、甲子園で勝つことを考えてやっています」と話す。
この冬は「体づくりに重きを置いてやってます」と話し、75kgの体重を80kgにし、「球速を上げたいです」と話す。プロ入りすればそのくらいの球速にはなりそうで、センスや筋がよく将来性の高い左腕投手として、ドラフト上位候補に名を挙げる球団も少なくない。
しかし、まずは目標を叶えるために、今年中に平均で140キロを越すような球の力を手にしたい。昨秋の近畿大会ではベスト8だったものの、京都大会で優勝をしており出場の可能性が高い。日本一になるチャンスだ。


昨夏の甲子園では先発&主軸として、チーム20年ぶりとなる全国ベスト4。近江・山田の胸には降雨ノーゲームや九回サヨナラ勝ちなど、濃密だった戦いの日々がしっかりと刻み込まれている。 「貴重な経験ができたことは今後の野球人生に絶対に生きてくる。あの場所でもう一度戦いたいと思うと、いまのままでは絶対にいけない。さらに自分を磨き、レベルアップしたいです」
「冬は体づくりに重きを置いてやっています。いまの体重は75キロで、食事やウエートで80キロぐらいにし、球速を上げたいです」
直球の最速は143キロで、まずはこの冬の期間でこの数字を常時出せるようにすることを目指している。そのほか、スライダー、カーブなど6種類と豊富な変化球を操るなかで、ツーシームの習得にも挑戦中。昨夏の甲子園では連戦での完投で球数がかさんだこともあり、省エネ投球にも取り組んでいる。
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