広島カープのドラフト1位ルーキー・黒原拓未投手と、ドラフト2位ルーキーの森翔平投手がそれぞれフリー打撃に登板し、黒原投手について佐々岡監督は「リリーフで面白いかな」と話した。
真っ直ぐが力強い
昨年の栗林良吏投手に続き、今年もドラフト1位ルーキーがリリーフで登板する可能性が高くなった。
この日、黒原拓未投手がフリー打撃で初登板すると、會澤選手、菊池選手、林選手といった主力や、同じルーキーの末包選手を相手に41球を投げ、安打せいのあたりは8本、最速は144キロを記録した。
この投球を見た佐々岡監督は、「力み、ばらつきもあった。」としたものの、「決まる球は真っすぐが力強い」と評価し、「リリーフで面白いかな」とリリーフでの起用を計算していることを明かした。
カープでは昨年もドラフト1位の栗林投手が抑えとなり、37セーブを挙げて新人王となったが、その栗林投手に繋ぐ8回の投手が課題で、「そこは競争。誰が入ってくるかが楽しみな半面、黒原が入ってくれれば層が厚くなる」と期待をしているという。
個人的にもキャンプ前の予想でリリーフでの起用の可能性があるとしたが、リリーフで活躍するためにはさらに球威も求められる。黒原投手は「いろいろ課題を修正している段階。うまくかみ合わない部分は多くあると思うが、とにかく自分だけの形、バランスを身につけて染みこませて、どんどん良い球の確立を上げていければ」と話た。
一方、ドラフト2位ルーキーの森翔平投手もフリー打撃に初登板すると、栗原投手と同じ打者を相手に42球を投げ、安打性のあたりは7本、最速は144キロを記録した。
右打者へのアウトコースの投げ分けが悪かったと反省し、會澤選手からも「そこをしっかり投げられるように」と指摘された。それでも「球的には良い球が来ている。まだまだこれから。しっかり頑張れ」と激励を受けた。
「変化球も入ってくるので、バッターを見ながらどういうボールを待っているかとか考えて観察しながら投げていきたい。1球1球意図を持って投げていきたい」と、今後の実戦投球で変化球、制球を磨いていく。


投球を見守った佐々岡監督は「(打者が)キク(菊池涼)とアツ(会沢)で力み、ばらつきもあった。決まる球は真っすぐが力強い」と評価。起用法については「リリーフで面白いかな」という感じがしていると中継ぎとして考えていることを明かした。チームは守護神・栗林につなぐ「8回の男」が課題。島内、塹江らが候補に上がるが「そこは競争。誰が入ってくるかが楽しみな半面、黒原が入ってくれれば層が厚くなる」と大きな期待を寄せる。

登板後の昼食の時に会沢に自ら声をかけ「どうですか?」とアドバイスを求めた。左腕は右打者の外角、左打者の内角への投げ分けが悪かったと反省。会沢からも「そこをしっかり投げられるように」と修正点も指摘された。また、「球的には良い球が来ている。まだまだこれから。しっかり頑張れ」と激励の言葉をもらった。
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