今年から東都リーグに加盟した帝京平成大が、今年初となる対外試合として横浜金港クラブとオープン戦を行なった。
4番が存在感
今日は動きが固かったと河野監督も首を捻り、試合は4-13と点差が開いて敗れた。比較的温暖な長生の森公園野球場で行われたものの、この日の気温は4度、投手が四球から失点を重ねた。1月には新型コロナの感染拡大のため練習を自粛したことも影響した。
しかし、監督は「来月は30試合予定してますから、3月頭までにピークを持ってこれるようにできれば」と話す。期待するのはこの日、3打数2安打1打点、2本の二塁打を放った4番の山本大介選手だ。
高知中央高校出身の左のスラッガーで、大学入学時は118kgあった、体重を22kg減量し181cm96kgとなった。フェンス直撃の二塁打を飛ばすなど打線の核として力を見せた。
東都リーグは4部からのスタートとなり、今年は順調にいけば春に3部昇格、秋に2部昇格となるものの、2部でプレーできるのは早くても来年となる。新2年生の山本選手は来年、再来年に2部、1部でプレーすることもできるが、「3年生は、東都の2部以上で戦えない中で移籍に賛成してくれた。皆さんを少しでも良いところに持って行く覚悟で戦います」と、新4年生に感謝を込めた。
山本選手の打棒で、一気に駆け上がることができるか注目したい。

22キロの減量を経ての成果だった。昨秋の千葉県大学野球のリーグ戦から4番に座る山本は、当時の体重118キロ。東都大学リーグへの移籍が決まり「このままじゃ内の速い球に対応できない」と、自らダイエットを決意。炭水化物と脂質の制限、積極的なランニングで22キロの減量に成功し、動きやすい体を手に入れた。
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