吉永、初の早慶戦は5回2失点、有原踏ん張ることができず

2015年ドラフトニュース

 早大は、初の1戦目先発として吉永健太朗投手をマウンドに送った。今季4勝0敗、防御率もリーグトップと申し分ない成績を残し、満を持しての登板だった。

 しかし、初回・先頭打者の福富選手に先頭打者ホームランを浴び、早慶戦の洗礼を受けることとなった。その後も4回2/3で3安打とヒットは少なかったが5四死球と制球に苦しみ5回には暴投で追加点を与え降板した。防御率は1.34となり、リーグ1位は保ったものの2位の早大・高梨雄平選手は1.38とギリギリの1位となった。

 打撃では0-3と劣勢で迎えた9回に先頭の杉山翔大が三塁戦を抜く痛烈な2ベースヒットで出塁すると捕逸で3塁に進み、茂木栄五郎の幸運な内野安打で1点、佐々木孝樹のタイムリーで追加点、そして中村奨吾のタイムリーで同点に追いついた。しかしここで不幸がおきる。サヨナラを狙った佐々木選手がホームに突っ込んだがホームでタッチアウト、その時に足を骨折した模様で担架で運ばれていった。チームには動揺が走った。それが延長10回に影響を及ぼした。

 10回は有原航平投手が登板、速球で抑えにかかるが慶大・阿加多直樹、渡辺に連続3ベースヒットを浴びるなど2失点、9回の勢いは無く早慶戦初戦を失った。

 吉永投手は早慶戦の厳しさを経験し、これから大きく成長していくでしょう。また、杉山翔大、佐々木孝樹など谷間の世代と言われた4年生の活躍は素晴らしかった。リーグ優勝を決めている早大にとって、佐々木選手のケガは非常に残念で、大学選手権でも主将不在で戦うことになる。主将の意思を引き受けて全国制覇を成し遂げたい。

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    yuki

     1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
     雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
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