日本体育大が桐蔭横浜大とオープン戦を行い、ドラフト1位候補の矢澤宏太選手が打者として2打点を挙げる活躍を見せた。中日のスカウト陣が4人態勢で視察をしている。
これから楽しみ
今年チーム初となる対外試合に、矢澤宏太選手は4番ライトで出場した。3打席までノーヒットだったものの、6回の第4打席は2アウト1、2塁の場面で右中間への三塁打、走者2人が還って2打点と挙げた。
4打数1安打2打点の成績だったが、矢澤選手は「下半身の粘りで打てた」と話し、三塁打について振り返った。
この日は中日が松永スカウト部長以下4人態勢で視察、この時期としては異例のクロスチェックとなった。松永氏は「しっかり足も動いて、初戦では十分。投手として素晴らしい選手で、打者としてもしっかりスイングができて動きが良い。外野手のシートノックを見ていたが、肩も強く身体能力に優れている。走り方も良い。投手と野手の2つの能力を持っていることは間違いない。これから楽しみ。」と、それぞれの部分を細かく、そして高く評価した。
3月5日、6日に開催される予定だった侍ジャパントップチームの台湾との強化試合には、代表入りが決まっていたという。中止となってしまい「アピールする機会だったので残念です」と話したが、「打撃も投球も状態を上げたい」と、リーグ戦や大学代表での活躍を見せる。


▼中日・松永幸男編成部長 しっかり足も動いて、初戦では十分。投手として素晴らしい選手で、打者としてもしっかりスイングができて動きが良い。外野手のシートノックを見ていたが、肩も強く身体能力に優れている。走り方も良い。投手と野手の2つの能力を持っていることは間違いない。これから楽しみ。

「4番右翼」で先発出場し、3打数無安打で迎えた6回の第4打席。2死一、二塁から138キロの低めへの直球を右中間へ運んだ。ノースライディングで三塁に到達すると、白い歯をみせた。この日は4打数1安打2打点の結果に終わった。
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