昨秋の明治神宮大会で優勝し、センバツ優勝候補の大阪桐蔭がこの日、関西学院高と練習試合を行い、20−7と打線が爆発した。プロ注目の捕手・松尾汐恩選手が2打席連続ホームランなど4安打の活躍を見せた。
ショートも守る
プロ注目の捕手・松尾汐恩選手はこの日、6回に変化球をとらえてレフトスタンドに放り込むと、8回にもストレートを完璧にとらえて再びレフトスタンドに運んだ。この日は関西学院大のグラウンドで試合が行われ、両翼97m、センターが115mと広いグラウンドでの2打席連続ホームランだった。この日は4安打3打点と力を見せつけた。
しかし、「しっかり球を見て打てたのは良かった」と話したものの、「結果としてみたら良いんですけど、内容としては仕留めきれる球を仕留めきれなかった課題が出たかなと思います。大きいのを狙ってしまった」と、打撃について長田を狙って空振りをした点を反省していた。
また、この日は捕手として出場したが、9回にショートのポジションに入った。中学時から高校1年秋まで内野手としてプレーしていたが、「前にも守ったことはあります。監督にいつもいきなりいけって。公式戦でいくとは言われていません」と話した。
元々ショートを守っており、フットワークの強さは捕手としても定評がある。この日も捕手で三塁線のセーフティバントを素早く捕球し、反転した一塁に送球してアウトにした。「守備範囲を広く、というのはずっと思っている。ああいうのは得意です」と話す。
打撃だけではない松尾選手、この日は東京ヤクルトの阿部スカウトなど複数の球団のスカウトが視察に訪れており、この活躍を視察した。センバツでも圧倒的なプレーを見せて、秋のドラフト会議では上位指名を目指してほしいと思う。

象徴はプロ注目の3番松尾汐恩捕手(2年)だ。大量リードの6回、変化球をとらえて左翼に運ぶと、8回も速球を完璧にとらえて再び左翼へ。2打席連続本塁打で健在ぶりを示した。「まだまだ仕留めきれる球を仕留めきれなかった。大きいのを狙ってしまった」と反省もパワーアップを感じさせる高校通算19発目。NPBの複数スカウトの前で4安打の固め打ちだ。

内野手として入学してきたが、すぐに捕手に転向。昨年は春夏ともレギュラー捕手として出場した。この日は9回に遊撃の守りに就いた。普段から練習をしていたわけではないが「前の試合でも守りました。いつも、いきなりショートいけ! って。緊張したんですけど楽しく守れました」と笑うが、捕手としての成長を第一に考える。



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