春季高校野球北海道大会の予選の組み合わせが決まった。今年は注目投手が非常に多く、8球団が注目する148キロ右腕の苫小牧中央・斉藤優汰投手、7球団が注目する知内の147キロ左腕・坂本拓己投手などが注目を集める。
史上最高レベル
今年の北海道の高校生投手は、史上最高レベルの注目度と言って良い。苫小牧中央・斉藤優汰投手は188cm91kgの体から最速148キロの速球を投げ、春先には北海道日本ハムなど8球団のスカウトが視察をした。平均でも145キロを計測するといい、そのスケールの大きさは全国クラスと言えそうだ。また苫小牧中央では新海翔投手も146キロの速球とカーブ、スライダーなどのキレの良い変化球を投げる。
知内の坂本拓己投手は最速147キロを記録する左腕投手。こちらも春先に7球団のスカウトが視察に訪れ、11球団から状況などを確認する電話が入っているという。知内では馬躰光瑛投手も142キロの速球を投げ、非常に安定した投球を見せる。
他にも東海大札幌の門別啓人投手は、182cm85kgの左腕投手で最速は149キロを記録する。室蘭栄の住吉壮野投手は146キロの速球を投げる右腕投手で、大学に進学して将来的にプロ入りを目指すことも考えている。
クラーク国際ではセンバツでも評価を上げた辻田旭輝投手がいる。182cm80kgの体から148キロの速球を投げ、投球が徐々に磨かれてきた。遠軽の市川翔投手はこの春の紅白戦で144キロを記録し成長を見せている。札幌日大の宮武星史郎投手も180cmの右腕投手で140キロを記録、制球力の良さに定評がある。
北海道大会は各地区の予選が5月7日から行われ、全道大会は5月23日から29日に行われる。

斉藤の覚悟は太ももに表れた。188センチ、91キロの体格に、はち切れんばかりの下半身。入学当初48センチだったもも周りは、14センチもサイズアップした。寒さが残る中、23日の練習試合では6回無失点で最速の148キロに迫る147キロも計測。「球が変わりつつある。暖かくなればまだまだ伸びる」と渡辺宏禎監督(53)も期待を寄せる。



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