明秀日立・石川ケニー選手が高校通算２４号ホームラン、オリックススカウト「非常に魅力的」

高校野球ドラフトニュース

2022年05月06日

春季高校野球茨城大会は決勝戦が行われ、明秀日立がつくば秀英に9−3で勝利した。腰を疲労骨折している石川ケニー選手が、3ランホームランなど3安打4打点の活躍を見せ、オリックスのスカウトが評価した。

24本塁打

石川ケニー選手はこの日の1週間前に、腰椎の疲労骨折が判明した。診察を受け「病院に行ったら折れていると。普段通り練習していたので、先生から痛みに強いねと言われました」と話す。

この日は医師の許可をもらって痛み止めを飲み、コルセットをつけて4番で出場をすると、初回1アウト1、2塁のチャンスで変化球を狙い、ライトスタンドへと運んだ。「変化球が多いという情報があったので、変化球を狙っていた。打った瞬間に入ったと思った」と話した。

センバツでは2試合で9打数2安打、そしてこの大会も打率がここまで.235と低迷していた。しかし、疲労骨折が判明してから準決勝で2安打2打点、この日は3安打4打点と、少し体の力の入れ方が変わり、良い方向に向かったかもしれない。

この日、視察したオリックス・岡崎スカウトは「強く振ることができるのは非常に魅力的。ホームランだけでなく追い込まれてからの打撃も良かった」と高く評価をしている。チャンスに強い打撃に定評があり、投手としても140キロを記録する石川選手もプロが注目を続けていく。

視察したオリックス・岡崎スカウトは「強く振ることができるのは非常に魅力的。ホームランだけでなく追い込まれてからの打撃も良かった」と評価した。