春季高校野球近畿大会では、センバツ準優勝の近江が奈良大付と対戦し、プロ注目のエースで二刀流の山田陽翔選手が投打に活躍を見せた。この試合は7球団のスカウトが視察し、福岡ソフトバンク・北海道日本ハムのスカウトが評価している。
二刀流
この日、4番投手で出場した山田陽翔選手は、投げては最速146キロを記録したストレートと変化球を巧みに織り交ぜ、打たせてとる投球で6回1安打無失点に封じた。
また、打撃では2アウト1塁の場面でインコースのストレートを強心し、左中間を抜ける先制のタイムリー2ベースヒットを打ち、これが決勝点となった。
元々、7回から星野投手に継投するプランだったが、6回で70球と球数も少なく、多賀監督は「もう1回いくか?」と聞くと、「いえ、7回から星野で行けます」と話した。主将としてチームの投手力アップも目指しており、左腕の星野投手の機会を多くした。星野投手も3回を無失点に抑え結果を出した。
この試合には巨人、阪神、オリックス、横浜DeNA、福岡ソフトバンク、北海道日本ハムなど7球団のスカウトが視察した。
福岡ソフトバンク・稲嶺スカウト:「動くツーシームが良い。投手から周りも動かしていて、気持ちも強い」
北海道日本ハム・武部スカウト:「しっかりバットが振れてパンチ力もある」
投打に評価されており、共に今年の高校生でトップクラスと評価されていると見られる。
次戦は大阪桐蔭と対戦する。センバツの決勝では山田投手が投球が多くなっていて本調子ではなく、1−18の大差で敗れた相手だった。しかし、昨年夏の甲子園では勝利をしており、山田選手は「今は1勝1敗。3戦目で勝ち越せるようにしたい」と話した。

巨人、阪神など7球団のスカウトが視察。ソフトバンクの稲嶺スカウトは「動くツーシームが良い。投手から周りも動かしていて、気持ちも強い」と投球を評価した。



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