阿南光の森山暁生投手に12球団25人スカウト集結、阪神3人態勢&ヤクルトGM評価

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徳島県高野連招待試合では天理高が招待され、昨夏の甲子園に出場した阿南光、徳島商などが対戦した。

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12球団25人スカウト集まる

この試合には12球団25人のスカウトが集まった。その理由は天理高も戸井零士投手など注目選手がいるが、昨夏に好投を見せた阿南光の左腕・森山暁生投手や、徳島商の安藝庫聖投手、幸坂征太郎投手などが目的だったと思われる。その中で、安藝投手や幸坂投手は登板しなかったが、森山投手が登板した。

森山投手は初回の最速は140キロで、「丁寧にいき過ぎた」と球数が増えてしまったことを反省し、その後は変化球を主体に90キロのカーブと140キロ台のストレートを織り混ぜた。6回にエラーなどで2点を失ったものの、9回5安打8奪三振2失点、150球を投げたが、最後の球でこの日最速の145キロを記録した。

12球団25人のスカウトのうち、阪神は和田TAなど3人態勢で視察、東京ヤクルトも小川GMが視察し「素直なフォーム、メリハリの利いた投球、いい投手だと思う」と評価した。

試合は7−2で勝利し、森山投手は「僕だけじゃなくて、チームにとっても大きな自信になった」と話し、昨年に続いての甲子園出場に大きな手応えを見せた。

森山投手はフォームのバランスが良く、しっかりと粘りの利いた下半身を使って腕を振る。力に頼った感じではないため、試合終盤でも力のある球を投げ続けられるスタミナがある。現在の最速は146キロだが、まだまだ成長してゆきそうな左腕投手で、今年の高校生左腕ではトップクラスに入る。

今年の徳島県は激戦となる。センバツで大阪桐蔭を相手に好投しU18代表候補にも名前がある鳴門の冨田遼弥投手、そしてこの日、天理戦には登板しなかったが、徳島商の安藝投手も昨年、森山投手と投げ合うなど143キロの速球が魅力の投手で、どこが甲子園に出場してもおかしくない。

これだけ多くのスカウトを集めた森山投手、夏の投球が注目される。

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阪神は和田TAら3人体制で視察。ヤクルトの小川GMは「素直なフォーム、メリハリの利いた投球、いい投手だと思う」と好印象を語った。

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