北海道日本ハムの新庄監督は、「50m5秒台の選手を1番から9番まで並べたチームを作ったらおもしろい」と話し、「陸上選手をドラフトでかけてもいいかなって。野球経験ゼロ、そこから鍛えていく。」と、野球未経験の陸上の選手をドラフト会議で指名する構想を話した。
無安打で1点を取る野球
新庄監督は「無安打で1点を取る野球」を理想とし、「村上君が9人いた方がそりゃ強いけど、50メートル5秒台の選手を1~9番まで並べたチームを作ったら、めちゃくちゃ面白くなると思う。守ってる方は気持ち悪さがある。ソフトバンクの三森君と周東君、ロッテの高部君、嫌ですもん。ランナーに出てほしくないなと」と話した。
そして、「陸上選手をドラフトでかけてもいいかなって。野球経験ゼロ、そこから鍛えていく。足は持って生まれたもの。遅い選手を練習させても速くはできないから」と、ドラフト会議では足の速い選手の指名を示唆し、野球未経験の選手の対象になるとした。
既に稲葉GMや吉村統括本部長とも構想について議論を重ねており、少なくとも今年のドラフト会議では、俊足の選手が補強ポイントとなってくる可能性が高い。
北海道日本ハムは2020年にドラフト1位で、50mを5.6秒で走る五十幡亮汰選手を指名、中学時代にサニブラウンに勝った選手として話題となったが、成り行き次第では日本代表の短距離選手の指名の可能性も出てくるかもしれない。
今年のドラフト候補では俊足では日本体育大の矢澤宏太選手、早稲田大の蛭間拓哉選手、東洋大の松本渉選手、中央大の斎藤未来也選手、亜細亜大の田中幹也選手、創価大の門脇誠選手、明治大の村松開人選手、東北福祉大の杉澤龍選手など、高校生でも高松商の浅野翔吾選手が50m5秒台の足を持ち、京都外大西の注目選手・西村瑠伊斗選手や、そのチームメイトの中村友哉選手も俊足として注目される。


ドラフトもやはり〝新庄流サプライズ〟だ。「無安打で1点を取る野球」を理想に掲げる指揮官は、今秋のドラフト構想を明かした。
「陸上選手をドラフトでかけてもいいかなって。野球経験ゼロ、そこから鍛えていく。足は持って生まれたもの。遅い選手を練習させても速くはできないから」

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