U23NPB選抜と大学・社会人選抜のプロアマ記念試合が行われ、日体大のドラフト1位候補・矢澤宏太選手が二刀流で躍動した。12球団のスカウトが視察をしている。
DH解除
矢澤宏太選手は7回に、DHが解除され7番投手で登場しまずはマウンドに上った。先頭の千葉ロッテ・安田選手になげたストレートが151キロを記録すると、その後もストレートで勝負し、151キロの球でサードゴロに打ち取る。しかし、黒川選手、正木選手には連続で二塁打を浴びて1失点した。
しかしそこからがすごかった。得意のスライダーも織り交ぜると、鋭い変化球で西武の長谷川選手、東京ヤクルトの赤羽選手を連続三振に斬ってとった。
そして8回、1アウト2,3塁の場面で打席に立つと、低めに沈むボール気味の球に食らいつき、ライト線へ落とすヒットで2打点を挙げた。そして続く打者のヒットで俊足を飛ばして三塁に進むなど、矢澤選手の持っている力をいかんなく発揮した。
試合後のインタビューでは、「はじめまして。日本体育大学4年の矢沢宏太です」とあいさつし、どちらもまた、矢沢を見に行きたいと思っていただけるような魅力のある選手になりたいと思います」と、プロ野球のファンにも存在感を見せた。
この日は12球団のスカウトが視察をしたが、中日の米村シニアディレクターは「投手・矢沢なのか、外野手・矢沢なのか悩みますね。どちらもトップクラスのセンスを備えている。需要と供給の問題で、獲得するポジションは球団次第でしょうね。ウチの場合は左投手が不足しているので、投手の割合が大きいかなと思います。」と話し、投打ともに高く評価をする中で、球団としては投手として見ていると話した。
投球、そして打撃と、この試合の中で、やはり最もプロでやっていけると思わせる内容、力があった。もう矢澤選手のドラフト1位指名を阻害するものは、もう何もないように思える。


▼中日の米村明アマスカウト・シニアディレクター 投手・矢沢なのか、外野手・矢沢なのか悩みますね…どちらもトップクラスのセンスを備えている。需要と供給の問題で、獲得するポジションは球団次第でしょうね。ウチの場合は左投手が不足しているので、投手の割合が大きいかなと思います。







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