星稜のマーガード真偉輝投手がこの日、愛工大名電に2回途中まで9失点と乱調で降板し、高校野球の最後は厳しい投球となった。
進路は未定
マーガード真偉輝投手は、奥川投手と入れ替わりで星稜に入学すると、1年時から力のある球を投げて次期エースとして注目された。しかし、高校1年時は新型コロナの影響で夏の大会が中止となると、2年夏の甲子園も石川大会の途中でチームで新型コロナの感染が発生し出場を辞退した。
それでも今年春のセンバツでは、ストレートに加えて変化球をコントロールする投球で、天理戦で8回途中3安打8奪三振2失点の好投を見せると評価が上がり、大垣日大戦、国学院久我山戦でも好投を見せた。
しかし春以降もチームでは田中監督が体調不良のために休養して交代するなど、野球に集中して取り組む時間が3年間で少なかった。この日の愛工大名電戦では初回から変化球を中心に投げるも、投げる球に合わせられて失点を重ね、四球も重なり1回2/3で7安打9失点しマウンドを降りた。
「悔しい気持ちが一番大きいです。球も調子もあまり悪くなかったが、決めにいったボールをファウルにされた。打者が狙い球を何に絞っているか分からなかった。相手が素晴らしかった。ファウルを多く打たれたのが今日のポイントかと思います」と振り返ると、今後については「この実力なので、まだ分かりません」と話し、プロ志望届を提出するかは未定とした。
辛い事が多いように見えた3年間だったが、山下監督代行は「3年生は本当にいろいろなことがあった2年半。いろいろなことで苦しく、つらい思いをしてきた。本当によく我慢して、耐えて、最後ここに戻って来られた。本当によく成長してくれた」と声をかけた。
次のステップでは野球と自分の成長にすべてをかけられる環境でプレーできることを願う。


進路については「この実力なので、まだ分かりません」と話すにとどめ、プロ志望届を提出するかは未定という。
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