興南の生盛亜勇太投手が甲子園で自己最速を更新する148キロを記録、その力を見せつけた。
9回途中7奪三振6失点
沖縄大会でも威力のある146キロのストレートを投げ、チームを甲子園に導いたエース・生盛亜勇太投手が、この日の市船橋戦でもその力を見せる。3回には2者連続三振など自己最速を更新する148キロのストレートが唸った。味方も3回に5点を奪い優位な展開となった。
しかし、4回に先頭打者の四球から3本のヒットで2点を許すと、6回にも1失点、そして8回にはプロ注目の強打者・片野優羽選手にソロホームランを浴びると、2アウトから1失点した。9回も先頭打者二塁に出すとそこでライトに下がったが、試合は満塁からサヨナラ死球という幕切れで終わった。
生盛投手は昨年秋に腰を痛め、九州大会には出場していなかった。また春もチームが新型コロナ集団感染で出場辞退となり、登板の機会がなかった。しかし、島袋コーチと体幹の強化やエースとしての投球を学んで成長をすると、この夏の沖縄大会では29回1/3を投げて2失点と素晴らしい投球を見せて甲子園でもその力を見せた。
試合後には「最後まで投げられなかったは悔しい。まだまだスタミナや体の線の細さなど課題がある。甲子園で学んだことを生かしたい。大学では根っこから体を作って頑張りたい」と話し、卒業後は大学に進学して更に成長することを誓った。
大学では1年目の来年からでも注目されそうな実力を持っている。その中でしっかりとこの夏の疲労を取る時間、体を鍛える時間を作って、4年後に注目投手となっていることを期待したい。

「最後まで投げられなかったは悔しい。まだまだスタミナや体の線の細さなど課題がある。甲子園で学んだことを生かしたい」。今後は大学に進学予定。次のステップでのさらなる飛躍を誓った。

ただ、楽しさだけではなくて、当然悔しさも残る敗戦。「甲子園で学んだことを次のステップに。大学では根っこから体を作って頑張りたい」と次の舞台を見据えた。
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