東京ガスがCSに向けて調整中の東京ヤクルトの主力と対戦し、ドラフト候補の益田武尚投手、臼井浩投手などがそれぞれアピールをした。この試合には11球団のスカウトが視察をし、北海道日本ハム、千葉ロッテのスカウトが評価、さらに対戦した高津監督もドラフト候補に評価をした。また大エースの臼井浩投手も3回無失点でアピールした。
「プロ相手にいい所もあった」
東京ヤクルトとの試合で先発したのは、最速153キロの速球が武器の益田武尚投手。この日は初回に1アウト1,2塁のピンチとなるも、村上選手からは148キロの高めのストレートで空振り三振、オスナ選手からも三振を奪い無失点で切り抜けた。
2回は1アウト2,3塁のピンチで内山選手に犠牲フライを浴びて1点を失ったが、ランナーを出しながらもヤクルト主力を相手に3回4安打1失点、3四球とやや制球が良くなかったが、「高めの直球の威力は自分の持ち味。球界を代表する打者相手に押せたのは自信になる」と話した。
この日は11球団22人のスカウトが視察、
北海道日本ハム・稲葉GM:「自分の球を投げきれた時は、素晴らしいものがある」
北海道日本ハム・坂本スカウト:「本格派と技巧派の両面を持ち合わせた投手。今日は直球が良くなかったが、カットボール、スライダーを使い、技巧派の投球で1失点にとどめた」
千葉ロッテ・榎スカウト部長:「彼の持ち味はバランスが良く、キレの良い球を投げる所。プロ相手にいい所もありました」
と評価した。
また、対戦した東京ヤクルトの高津監督も「体も強そうですし、スタミナもありそう。投げっぷりのいいピッチャーだと思いました。」と評価した。
益田選手はプロではリリーフとして投げるのではと思っており、短いイニングで150キロ超の球で押し切るような投手になるのではないかと思う。
28歳・臼井投手もアピール
また、東京ガスでは28歳の大エース・臼井浩投手もアピールした。8回から登板すると3回を3安打4奪三振無失点、10回の投球では2者連続三振を奪うなど力を見せた。「野球選手として楽しみな試合でした。自分の持っている力は出せたと思います。」と話した。
プロ志望を表明している臼井投手の指名も注目される。
慶応大出身の高橋佑樹投手は2回2安打1奪三振2失点だったが、「本当に夢心地でした。神宮でヤクルト相手に投げられて感激しました。最高です」と話し、代打で川端選手と対戦すると、「ニヤニヤしちゃいましたね。ちょっと普段の観戦モードになりそうだったので、深呼吸してから投げました」と話した。

失点は2-0の2回1死二、三塁から内山壮に許した左犠飛の1点のみ。日本ハム稲葉GMは「自分の球を投げきれた時は、素晴らしいものがある」。ロッテ榎スカウト部長も「彼の持ち味はバランスが良く、キレの良い球を投げる所。プロ相手にいい所もありました」と評した。
▽ヤクルト高津監督(東京ガス・益田について) 体も強そうですし、スタミナもありそう。投げっぷりのいいピッチャーだと思いました。


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