滝川二が報徳学園と練習試合を行い、186cmから149キロの速球を投げる坂井陽翔投手が3回を投げた。この試合には11球団のスカウトが視察し、巨人・東京ヤクルト・阪神のスカウトが坂井投手を評価している。
「潜在能力が高く、伸びている」
今年初の練習試合で、報徳学園と対戦した滝川二は、エースの坂井陽翔が先発した。しかし、1,2回は無失点に抑えたものの、3回に打者一巡の猛攻を浴びて4失点し、「結果だけ見たら秋から全然成長できていない。ピッチングフォームのタイミングが合っていない。練習を重ねて感覚をつかめていけたら」と反省が口をついた。
それでも、186cmの長身右腕は、昨年から体重が6kg増えて83kgとなり、「球質が変わってきた。角度があって伸びのある力強いストレートになった」と話す。この日は最速143キロだが、まだまだ伸びてくると思う。
現時点でも高校屈指の投手だが、更に伸びしろの大きさが感じられる投手だ。この日は11球団のスカウトが視察し、坂井投手について評価をしている。
東京ヤクルト・橿渕スカウト:「体もいいし、投球フォームもいい。潜在能力が高く、伸びている。右肩上がりに成長するのは大事なこと。夏に向けて楽しみ」
阪神・熊野スカウト:「きょうは打たれ出したら制御が利かなくなったけど、まだ初戦。指先の感覚の優れた投手。スピードもまだまだ出るだろう」
巨人・岸スカウト:「指先が器用な選手だと思う。今後の成長が楽しみ」
坂井選手はプロ志望を口にしているが、あらためて「プロ1本でいきたい」と話した。まだまだ成長が見込める大型右腕に、今後も注目が続いていく。

スカウトも注目しており、ヤクルト橿渕スカウトは「体もいいし、投球フォームもいい。潜在能力が高く、伸びている。右肩上がりに成長するのは大事なこと。夏に向けて楽しみ」と評価。本人も「プロ1本でいきたい」と高卒でのプロ野球選手が目標だ。

坂井3回4失点課題 ー デイリースポーツ紙面
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