センバツでNO.1スラッガーと注目される広陵の真鍋慧選手が登場し、二松学舎大付戦で3安打1打点を記録しチームの勝利に貢献した。
チャンスに1本
高校通算51本塁打の真鍋慧選手はこの日、5回2アウト3塁の場面でタイムリーヒット、7回には低めの変化球をライト戦に弾き返し2ベースヒットとした。3安打1打点で4出塁し、チームの勝利に貢献した。
昨年夏は広島大会3回戦で英数学館高校に1−2で敗れた。9回2アウト2,3塁の場面で打席に立ったが、センターのフェンス間際まで飛ばした打球が失速して最後の打者になった。このオフは50cmよりも短いバットを手にし、左手だけでスイングする練習をして「この練習で、内角が大分さばけるようになった」とインコースをうまく捌くようになった。「3キロ増量して打球が強くなった」と話す。
今大会の前も不調だったという。チームのコーチ陣からは「本塁打の打ち損じが安打だぞ」とアドバイスを受ける。この日は、まずは初戦ということもあったのか「チャンスで1本出て良かった」と話すが、次戦からはホームランを狙う打撃が見られそうだ。
この日は12球団のスカウトが視察し、真鍋選手に以下のように評価をしている。
◯巨人・水野スカウト部長:「超高校級。目玉だからね。一発は出なかったけど、逆方向にもしっかり打てていて良かった」
◯北海道日本ハム・大渕GM補佐兼スカウト部長:「打撃が洗練されつつあり、安定感がある」
◯埼玉西武・渡辺GM:「スケールが大きい。あれだけの体で遠くに飛ばせる力がある。うまく拾ったヒットもあった」
◯中日・米村シニアディレクター:「左中間への打球も芯に当たっていたらホームラン。うまく球を拾っていた。打撃のテクニックを持っている。長打があり、魅力のある選手。年間30~40本塁打を打てる選手に育っていくのでは。伸びしろしか感じない素材」
◯横浜DeNA・進藤編成部長:「力があり、しっかり振れている。多少、差し込まれても左手で押し込んでいける打者。また見たい選手」
◯東京ヤクルト・小川GM:「大物感が出ている。パワーがあり、器用さもある」
◯オリックス・牧田編成部副部長:「体、スイングは魅力がある。確率が上がってくれば」
まずはスケールの確認といった所だろう。次の試合でホームランが見られるか注目したい。






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