同志社大で最速152キロの速球を投げてドラフト候補として注目される真野凛風投手が、近畿大戦に先発して9回4安打9奪三振1失点で完投勝利を挙げた。この試合には8球団のスカウトが視察をしている。
146キロも調子上げて
今季の投球が注目される真野凛風投手だったが、開幕週の関西学院大では5回2/3を投げて9安打6失点と打ち込まれ、前回の京都大戦では2戦目に先発をし9回1失点だったものの6つの四球を与えるなど制球が安定しなかった。
この日の近大戦では最速は146キロ止まりも9回を投げて四死球は1つ、4安打9奪三振1失点と安定した投球を見せて勝利し、「この1週間で修正できた。球速もしっかり出ていたのが一番。悪い投球をしても信頼して1試合目を任せてもらったので、責任感を持ってエースの自覚を持って投げました」と納得の投球だった。
この1週間は調子を取り戻すために投げ込みを行い、この日の2日前に150球を投げ、前日も30球近くを投げて自信を取り戻した。この日の試合は甲子園で行われたが「甲子園に憧れるのは去年で終わり。エースとしての自覚を持って投げました」と話す。高校時代は軟式野球でプレーし、甲子園を目指していなかったが、あこがれの舞台で堂々の投球だった。
この日は阪神、東北楽天など8球団のスカウトが視察し、東北楽天の足立スカウトは「スライダーはキレていて、直球も強さがある。コンビネーションがいい」と評価した。
エースが調子を取り戻しつつあり、次戦では球速も上げてゆきたい。

肘が低く出るという課題を直すため、2日前に150球を投げ込んでフォーム修正。前日にも投球練習を行い、再確認した。安定感のある投球で2試合連続の完投勝利。楽天・足立スカウトは「スライダーはキレていて、直球も強さがある。コンビネーションがいい」と評価した。


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