ドラフト1位候補として注目される大阪桐蔭の前田悠伍投手が、センバツ後の強化練習で体重が4kg増え、球威の向上を実感していることがわかった。
練習試合で登板も
大阪桐蔭のエースは3年春のセンバツに出場したあと、春の大阪大会や近畿大会にはベンチ入りせずにミニキャンプのような形で夏を目指す形になる選手が多い。春の疲労を取ることと夏に向けて体を強化することで、この期間に一気に成長する選手も見られる。
大阪桐蔭の左腕ですでにドラフト1位指名が濃厚の前田悠伍投手も、センバツ終了後は公式戦に出場せず、大阪大会・近畿大会ともにベンチ入りをしなかった。その後も練習試合には登板せずに2ヶ月以上に渡る強化練習を行い、その結果、体重がセンバツの時点から4kg増えて81kgとなると、「下半身が安定したのが1番で。力を入れなくても、それ以上のキレとかスピードが出始めている」と話すなど、持ち前のキレの良い球を投げれているという。
6月18日に行われた横浜高校との練習試合で久々の実戦登板をすると、3回を投げて1安打1失点、味方のエラー絡みの失点だけに抑えた。
昨年秋からチームの主将を努めたが、春はベンチ入りをしなかったため主将から外れていた。しかし、夏前に再び主将に復帰し、西谷監督からも「最後は前田にチームを任せる」と言われたという。
この日、夏の大阪大会の組み合わせ抽選が行われ、前田選手が抽選に臨んだ。大阪桐蔭の初戦は7月16日に早稲田摂陵vs寝屋川の勝者と対戦する。1年時から痛烈なインパクトを残してきた前田投手の投球も、いよいよ高校野球最後となり、アマチュア最後となる可能性が高い。集大成となるピッチングになりそうだ。



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