夏の高校野球愛知大会では、愛産大工の148キロ右腕・天野京介投手と、享栄の152キロ左腕・東松快征投手の対決が注目された。天野投手は148キロの速球を投げたもののライバルに敗れた、この試合には9球団のスカウトが視察し広島が評価をしている。
味方のエラーから
愛産大工のエースとしてプロが注目する天野京介投手、この日は愛知で同じくプロが注目する享栄・東松快征投手との対戦だったが、1年時から練習試合などで交流がある相手に「ライバルと意識して、東松を倒してやる気持ちだった」と話していた。
この日はともに先発すると、立ち上がりに味方のエラーで2アウト3塁となり、相手4番の高田選手にタイムリーを許した。3回、4回も1失点ずつで序盤に3点を失った。しかし大量失点を防ぐ我慢の投球をすると、5回からは投球がはまりはじめて、5回から8回までは享栄打線をノーヒットに抑えた。
この日は9球団のスカウトが視察をしたが、広島の松本スカウトは「春から伸びている。体格も良いので将来が楽しみ」と評価した。
8回4安打3失点、ライバルに完封を許し0-3で敗れ、天野投手の高校野球が終わった。「東松は勢いがあるしピンチに強い」とライバルの投球に素直に脱帽した。試合後にはともに肩を組んで撮影をした。進路については「プロ1本です」と話した。
ライバルには「絶対に甲子園に行ってくれよ」とエールを送ったが、その後の次のステージでは譲る気持ちはさらさらない。「先発を任されて勝てる投手になりたい」と夢を語り、一足早く、次へと向かっていく。
ドラフト会議では下位、または育成ドラフトでの指名と予想するが、右投手として本格派になりそうな雰囲気がある。全体的に楽しみな投手だが、得意の球を伸ばして特徴を尖らせたい。




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