仙台育英は最速151キロの速球を投げる左腕の仁田陽翔投手と、侍ジャパンU18代表でショートなどを守った山田脩也選手の2人がプロ志望届を提出する。
2年時夏の甲子園優勝メンバー
2022年の夏に甲子園優勝を果たし、東北に優勝旗をもたらした仙台育英、2年生時から中心メンバーとして活躍していた高橋煌稀投手、湯田統真投手、仁田陽翔投手は今年までに150キロを記録し、150キロトリオと注目された。
その中で今夏の準優勝にも大きく貢献した湯田投手と高橋投手の右腕は大学に進学し、左腕の仁田投手がプロ志望をする。
今夏の甲子園では149キロを記録したものの、2試合で2回2/3回の登板と少なかった。制球の課題が大きくなっており、四球などで大きく流れの変わる甲子園ではなかなか登板する機会が無かった。
しかしその後も練習を続け、最近のチーム内の紅白戦では151キロを記録し、須江監督も「トップクラスのポテンシャルを持つ」と評価する。東北楽天の愛敬スカウトグループマネージャーも3月4日の練習解禁日に視察し、「ポテンシャルが高く楽しみ。三振が取れる左投手は少ない」と評価していた。
仁田投手は大船渡出身で、兄は佐々木朗希投手と同じチームでプレーしており、実家にも遊びに来る仲だったという。その佐々木投手に「憧れの存在。そういう選手になれるように」と目標にする仁田投手、プロで佐々木投手と投げ合うには、かなり早いペースで成長しないといけない。
また、仙台育英からはU18代表の世界一メンバーとなった山田脩也選手もプロ志望届を提出する。昨年12月にはプロ志望を表明しており、その思いは変わらない。
10月8日に開幕する鹿児島国体ではプロ入りを目指すこの二人のアピールの場となりそうで注目される。

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