10月26日のドラフト会議に向けて、1位指名の抽選についての話題も出てきた。中日は立浪監督が「たぶん僕が引きますよ」と話し、加藤球団代表も「監督しかいないでしょう」と話した。
1位指名は抽選の可能性有力か
ナゴヤ球場の秋季練習に参加した立浪監督は、はじめは「社長が引きます。責任重大だから引きたくないですよ。譲り合います」と話したものの、「たぶん僕が引きますよ」と覚悟を示した。加藤球団代表も「監督しかいないでしょう」と話した。
昨年は仲地礼亜投手の単独1位指名に成功し、今年もできれば抽選は避けたいという姿勢を見せていたが、球団代表も監督も抽選の話しがでており、1位指名は競合の可能性のある選手が有力となっている模様だ。
基本戦は大学生投手で、すでに広島が1位指名を公表している青山学院大の常広羽也斗投手の他、中央大の西舘勇陽投手、東洋大の細野晴希投手、国学院大の武内夏暉投手といずれも他球団も1位指名をする可能性のある選手。また、野手として注目しているENEOSの度会隆輝選手についても他球団の1位指名の可能性があり、基本的にはこれらの選手の1位指名が有力なのではないかと思われる。
立浪監督は、もし競合すれば自身初の抽選となるが、「くじ運の強さは分からないです。駄菓子屋でくじ引きしていたのも40年以上前だし、もう忘れましたよ。こればかりは時の運ですからね」と笑った。立浪監督自身も1987年のドラフト1位で南海と競合し、星野仙一監督が抽選で引き当てて中日一筋の野球人生となっている。「自分も2人のくじでドラゴンズに入れた。引く側というより、選手の運命じゃないですか」とも話した。
中日は2016年に柳裕也投手、2018年に根尾昂選手、2019年に石川昂弥選手を競合の末、抽選で獲得しているが、2020年から昨年までは単独1位指名をしており、抽選となれば4年ぶりとなる。ただし、2017年には高橋純平選手の抽選を外して小笠原慎之介選手を外れ1位の抽選で獲得しており、2017年は中村奨成選手の抽選を外して鈴木博志投手を指名している。
狙った選手を獲得できれば素晴らしいことだが、抽選を外したあとついても、例えばヤクルトの山田哲人選手は外れ外れ1位で、村上宗隆選手は外れ1位で指名された選手で、それを含めても縁ということになる。





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