福岡ソフトバンクは、森唯斗投手、上林誠知選手、嘉弥真新也投手、九鬼隆平捕手、古川侑利投手、高橋純平投手、佐藤直樹選手の7人に戦力外を通告した。その中で、ドラフトの結果次第で再契約をする選手もいるとしている。
ドラフトの結果次第
戦力外について永井編成育成本部長は「チームの若返りというのもあるんでしょうけど、ベテラン組だけじゃなくて、上林もそうだと思いますしね。別にベテランという年齢じゃないですけど、チームの戦力がきっ抗してるというんですかね。彼らを残すと、枠の世界なんで」と話した。
ただし、この選手の中で来季の育成で再契約を検討しているかの問いに永井氏は「ドラフト次第の所もあるんじゃないですか」と話し、ドラフト会議の指名の結果によって、育成で再契約をする可能性も示唆した。報知新聞では2015年ドラフト1位の高橋純平投手と、2019年ドラフト1位の佐藤直樹選手が、育成契約の可能性があるという。
佐藤選手は2019年のドラフト会議で、石川昂弥選手の抽選を外して指名をした。社会人ではあるが、報徳学園出身の高校卒3年目で、強肩と俊足が魅力の選手だったが、プロ入り後は長打力も見せていた。2021年に25試合、2022年に48試合2出場するなど出場機会を増やしていたが、今季は41試合で打率.167、1本塁打の成績だった。
ソフトバンクは今年、育成の中村宜聖選手、舟越秀虎選手が戦力外となっており、右打ちの外野手は25歳の佐藤選手が最年長となっており、他には正木智也選手、ルーキーの重松凱人選手、水谷瞬選手、三代祥貴選手しかおらず非常に少ない状態となっていた。そこで佐藤選手も戦力外となると、ドラフト会議では特に右の外野手の指名がありそうで、その獲得状況しだいで佐藤選手の育成での再契約がどうなるかとなる。
右の外野手では大学生で山梨学院大の宮崎一樹選手が俊足強肩の選手として素質が注目されている。社会人ではJR東日本の山内慧選手が沖縄出身の選手でセンターを守れる選手で、他には野村勇選手の弟の鷺宮製作所の強打者・野村工選手、大型だが身体能力の高い高校卒3年目の大西蓮選手もいる。独立リーグではBC栃木の石川慧亮選手、BC群馬の奥村光一選手なども候補となり、高校生では星野ひので選手が右のスラッガーとして注目される。
左右にこだわらなければ、ENEOSの度会隆輝選手が外野手の筆頭候補となりそうで、山形中央の武田陸玖選手、青山学院大の中島大輔選手、徳島インディゴソックスの井上絢登選手、BC福島の大泉周也選手なども候補となりそうだ。
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