ミキハウスの強打の外野手・猪原隆雅選手は「今年はまだプロを目指せる1年」と話し、昨年のドラフト会議でライバルが指名されたことに刺激を受けている。
同地区の同学年がプロ入り
猪原隆雅選手は大冠高校で高校通算30本以上のホームランを放って注目されると、日体大に進みミキハウスでプレーをする。178cm90kgの右のスラッガーでチームの首脳陣からは「チームの中心」として昨年は3番、4番を打ち、高い長打率を残した。
都市対抗本戦出場に導く打撃を見せると、本戦の1回戦(日本通運戦)では3打数ノーヒットも2つの四球を選んだ。また、侍ジャパン社会人代表には1年目の一昨年に続き、昨年も選ばれ、アジア選手権で5番で出場、アジアチャンピオンに貢献している。
ドラフト指名解禁となったが、昨年は指名はされなかった。しかし同学年で、大阪桐蔭高校でプレーをしており、社会人でも同じ近畿地区でプレーしていたNTT西日本の泉口友汰選手が巨人にドラフト4位で指名され、「同じ地区からプロに決まった悔しさがあるし、高3も、都市対抗予選の決定戦でも勝てなかったから。プロに行ったら、自分のいるチームで泉口に勝ちたい」と話し、プロ入りへの思いを強くした。
社会人に進む時に、決まりかけていたチームが会社の都合によりその話が消え、「もうどうしよう、続けられる場所がないかもしれない」という時にミキハウスから声がかかった。猪原選手は「ここに来たのは、何かの縁。数字が物足りず、そこが上がればチームでもっとアピールできた。今年はまだプロを目指せる1年。目指したい」と話し、自らの夢と、企業チームとなったミキハウスからのプロ野球選手を目指す。

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