専大松戸で151キロの速球を投げ、昨年の高校生投手のドラフト上位候補として注目された平野大地投手、右手のしびれが出て甲子園では登板せず、進学を決めていたが、10月にトミー・ジョン手術を受けていたことがわかった。
「ドラフト1位になる」
昨年のドラフト会議で、上位候補として注目されていた平野大地投手、夏の千葉大会では千葉ロッテにドラフト4位で指名された幕張総合の早坂響投手に投げ勝つなど、その実力を見せていたが甲子園では登板をせず、右手指にしびれがあることを持丸監督が明かしていた。8月下旬には右肘肘頭の疲労骨折という検査の結果が出ていた。
プロも一昨年の秋から追い続ける存在だったが、そのこともあり進学を表明していた。しかし、「実は、プロ志望届提出締め切りの1週間前まで、悩みました」と話し、10月12日に締め切られる直前まで、プロ志望届提出の可能性もあったという。しかし、「焦らずに、ケガをしっかり治して。大学で1から練習と経験を積んでドラフト1位になる、という思いで大学を選択しました」という決断をした。
また、ドラフト会議終了後の10月31日には5時間に渡るトミー・ジョン手術を受けたという。骨以外にもじん帯にも損傷があったということで、肘の状態が良くなかったことがわかるが、それでもプロ入りを悩んだほど、強い想いがあった。
現在はリハビリをする中でトレーニングとウエートトレーニングを開始し、来月からは肘の状態を見て少しずつスローイングを始めていく予定だという。「今は全く痛みがないのがうれしい。2年秋くらいからリーグ戦で投げられるようになりたいです」と話す。
ドラフト会議の終了後に、ドラフト会議で指名された早坂投手にメッセージを送った。「おめでとう。4年後、俺も行くから」。早坂投手からは「また投げ合おうな」と返事がきた。大学3年から良い状態で投げられるようになればちょうどいいと思う。楽しみに待ちたい。


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