東都リーグデビューでいきなり4本塁打を放ち、井口2世と呼ばれた佐々木泰選手、今年は「プロ一本」でドラフト会議に向かっていく。
キャリアハイ
佐々木泰選手は県岐阜商でスイングスピード155キロを記録するスラッガーとして高校通算41本塁打を放ち注目された。青山学院大に進むと、第2週の立正大戦で5番サードで出場し、8回に第1号となるホームランを放った。そしてここから6試合で4本塁打を放ち、大注目の選手となった。
打率も.371を記録した1年春、本塁打はリーグ通算11本まで伸ばしているが、1季4本塁打は1年春が最多、打率も1年秋からは2割台や1割台とやや苦しんでいる。昨年は侍ジャパン大学代表にも選ばれるなど大学屈指の存在となっているが、「成績自体は1年春が一番良かったので満足はしていない」と振り返る。
そして今年は、「勝負の年なのでキャリアハイの成績を残したい」と話した。チームに主将にもなり、まずは春のリーグ戦と大学野球選手権の連覇、そして秋の明治神宮大会での優勝を目指す。
また、ドラフト会議に向けても注目される。「プロ一本に決めたので覚悟を持って戦っていきたい」と話す。現時点ではドラフト上位指名の可能性という所だが、1位から3位くらいまでの範囲での指名が予想される。強打の内野手で足もある選手として、この1年で評価を1位確実と言われる所まで上げてゆきたい。
青山学院大では西川史礁選手がドラフト1位候補として注目される。大学生で野手2人が1位指名となったのは、1996年の青山学院大の井口選手と清水捕手が指名されて以来となる。再び青山学院大から野手のドラフト1位2人となるか、「今年は西川と一緒に1位でプロへ行けるよう互いに頑張りたい」と話した。

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