横浜DeNAのルーキー、ドラフト1位の度会隆輝選手と2位の松本凌人投手が開幕1軍に近づいた。また4位の石上泰輝選手も可能性は高い。
開幕1軍へ
この日、地元・横浜スタジアムで行われた千葉ロッテとのオープン戦で、ドラフト1位ルーキーの度会隆輝選手が初回、1番打者として先頭で二塁への内野安打で出塁すると、二塁への盗塁を決めたあとに、2番・オースティン選手のセカンドゴロで三塁に進塁し、3番・佐野選手の2ベースヒットで先制のホームを踏んだ。
5回には9番の森選手が四球で出塁すると、盗塁を仕掛けたその投球を打席の度会選手が右中間へ運び、森選手が一気にホームインするタイムリー2ベースヒットとなった。この日は2-2の引き分けで、チーム全体でも4安打しか出なかったが、そのうち2安打を放ち、そして2点に絡む活躍を見せた。
地元となる横浜スタジアムは横浜高校やENEOSでもプレーしてきたホームグラウンドで、これから長い間もホームグラウンドとなる。ライトの守備位置に就くと、この日は雨のためにやや少なかったファンに頭を下げ、「自分のユニホームやタオルを持って、応援しに来てくださる皆さんの声援というのはすごく力になります」と話した。
1番で起用され、見事にその期待に応えている。開幕1軍スタメンが非常に近くなった。あとは疲れを上手くコントロールして開幕に臨みたい。
またこの日は、ドラフト2位の松本凌人投手が8回から5番手で登板すると、1回をノーヒット2奪三振無失点と非常に安定した投球を見せた。先頭の千葉ロッテドラフト1位・上田希由翔選手には痛烈なファーストライナーを打たれたものの、高部選手には151キロのストレートをインコースに刺して見逃し三振、平沢選手のは135キロのスライダーで空振り三振を奪った。
この日は最速153キロを記録し、サイドハンドのリリーフ投手として安定した投球を見せ続けている。こちらも開幕1軍が大きく近づいたと見て良い。
これまでオープン戦で活躍を見せていたドラフト4位の石上泰輝選手は、この日はファームの教育リーグの方でプレーしたが、格の違いを感じるような安打を放っていた。こちらも今後は1軍のオープン戦でも起用されていくと見られ、内野手として開幕1軍の可能性は高いと思う。
新しく加入した選手が投打で躍動し、横浜DeNAの開幕はフレッシュで楽しみなものになりそうだ。



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