夏の高校野球神奈川大会では、横浜隼人の150キロ右腕・沼井伶穏投手が先発し、9回10安打3失点で完投勝利した。11球団36人のスカウトが視察し、巨人、東京ヤクルト、横浜DeNA、東北楽天、中日などが評価をしている。
148キロ
186cmの長身右腕で最速は150キロを記録する沼井伶穏投手、この日は序盤に死球や安打を許す苦しい投球となり、3回には1アウトから4連打で2失点した。それでも、なおも続く2アウト満塁のピンチを三振で切り抜けると、その後も安打を許したものの粘りの投球で、9回152球を投げて10安打3失点で完投、6-3で勝利した。
「初戦を良い形で勝てた。自分もしっかりとしたピッチングでチームに流れを持ってこようと思っていた」と話す沼井投手、「調子は良くなかったが、しっかりゲームを作れた」と話した。
この日の最速は148キロ、11球団36人のスカウトが視察をし、横浜DeNAは6人態勢で視察、萩原統括本部張は「まずは選手評価への目線を揃えようと。」とクロスチェックをした。
巨人・榑松スカウト部次長:「手足が長くてバランスがいい。力みなくバランスよく投げられる。いい投手だなと思う」
東京ヤクルト・斉藤スカウト:「ポテンシャルが高く、伸びしろしか感じません。ピンチでギアを上げて145キロとかが出る時もありますし、素材型の投手です。」
阪神・吉野スカウト:「伸びしろを感じる投手。バネもある」
東北楽天・後関スカウト部長:「覚えることはたくさんあるけれど運動能力も高いし、大化けしてすごい投手になる可能性を秘めています。」
中日・松永スカウト部長:「かかった時の直球にはいいものがある」
横浜DeNA・萩原常務取締役チーム統括本部長:「素材としては素晴らしいですよね。同じ力ならば地元選手を優先というのはあると思います」
と評価した。
沼井投手は「高校を卒業してプロに入るのが自分の目標。」と話し、プロ志望を明言する。「夏の大会は自分がどのくらいのレベルなのか、いろんな方に見ていただいて、自分の能力を証明する大会にしたい」と話し、自分の実力を見せて評価を受ける夏にする。




コメント