夏の高校野球兵庫大会では、報徳学園の今朝丸裕喜投手がこの夏2度目の登板をし、5回を投げて1安打3奪三振無四球で無失点に抑えた。この試合には6球団のスカウトが視察し阪神は4人態勢で視察した。
阪神4人態勢
報徳学園は星陵と対戦し、今朝丸裕喜投手が先発する。前回の舞子戦では5回8安打4失点と乱れていたが、この日は立ち上がりを3人で抑えると3回2アウトから味方のエラーでランナーを出したものの、見逃し三振で抑えた。
4回に内野安打で初安打を許したが、その後を併殺で切り抜ける危なげのない投球で、5回を投げて1安打3奪三振無失点、無四球と安定していた。球速も147キロを記録し力があった。「前回は自分の中でアップアップになっていたので、もっとバッターの反応を見て、遊びのピッチングをするというのは今日のテーマに決めていた。できたのでよかった」と話した。
この日は巨人、阪神、オリックスなど6球団10人のスカウトが視察し、阪神は畑山統括スカウト以下4人態勢で視察をした。
阪神・熊野スカウト:「才木のようになっていくイメージ。変化球もうまく投げられる。前回の登板よりも力みなく、バランスが良かった。制球も良かったし、修正能力が高い。1週間で修正できたのは大きい。そのあたりができないと、なかなかプロでやっていけない。投げながらスピードも出てくると思う。1位指名候補のようなそういう感じになってくるんじゃないか」
巨人・柏田スカウト:「角度がある。手足が長いのに、そこを持て余さないセンスがいい」
阪神は今朝丸投手をドラフト上位候補として見ており、この日も首脳クラスや複数スカウトでクロスチェックを行った。
能力、実績について今朝丸投手はまったく問題がない。このまま普通に行けばドラフト3位以上での指名ということになりそうで、他の高校生との比較も今朝丸投手をベースにしてそれより上か下かという形で評価をされていくのだと思う。将来の右の大型エース候補としてドラフト1位指名を狙ってくる球団があるかもしれない。







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