紋別の１５０キロ右腕・池田悠真投手がプロ志望決断

2024年ドラフトニュース

2024年09月06日

紋別高校で最速150キロの速球を投げ、夏の大会では5球団のスカウトが注目した池田悠真投手が、プロ志望を決断した。

漁師かプロか

池田悠真投手は184cm87kgの恵まれた体から最速150キロの速球を投げ、2種類のスライダーなど5種類の変化球を投げる。まだ荒削りだが質の高い素材に夏の大会では5球団のスカウトが視察し、北海道日本ハムは3人態勢で視察をしていた。

進路については、祖父が毛ガニ漁を営んでおり、漁師になるかプロ野球を目指すかで悩んでいたが、父親より「プロ野球に挑戦できるのは限られた人だけ。やるだけ挑戦してみればいい」と言葉をかけられ、プロ志望で気持ちが固まった。

この日はプロ志望届を提出し、「プロ野球に挑戦すると改めて自覚した」と話す池田投手、「いろいろな人の助けがあって成長できた。その成長したものを無駄にしないように挑戦したい」と話し、「自分は武器が直球。誰とも被らない投手になりたい。応援される選手になれるように」と目標を語った。

現在は後輩の練習に参加して制球を重視した投げ込みをしているという。「今の現状でやることを焦らずしっかりやって、今の自分の投球に磨きをかけて、落ち着いて過ごしていきたい」と話し、10月24日のドラフト会議までしっかりと足を着けて過ごしていく。

池田投手は、やはり荒削りなところがあるが、ピンチになっても恐れることなく攻めていける投手で、ドラフト会議では育成ドラフトでの指名となりそうだが、非常に楽しみな投手だと思う。注目したい。