中日、立浪監督が辞任でドラフト指名はフロント主導に

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中日の立浪監督が9月18日に今季限りで辞任することを発表した。3年間チームを指揮したが、この日チームは最下位に転落するなど結果を出すことができなかった。

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フロント主導

立浪監督は「このタイミングで言うのはどうかと思うのですが、勝負の3年目に結果を出せなかった。これは自分の責任。今年限りで当然、辞めさせていただきます。けじめはつけます」と話し、辞任することを発表した。

2022年から指揮を取ると、1年目は66勝75敗の成績だったが最下位となり、2年目は56勝82敗と大きく負け越した。巻き返しを誓った今年は、序盤に首位に出た時期もあったが徐々に失速し、134試合の時点で54勝72敗、この日、最下位に転落して球団に辞任を申し出た。

立浪監督は監督に就任する前の2021年には、秋にかけてアマチュアの試合を視察して選手のチェックを行い、鵜飼航丞選手を高く評価して2021年のドラフト2位での指名となった。2022年にはスカウト登録をされると、明治大の村松開人選手や日本航空石川の内藤鵬選手(オリックス)を高く評価し、2022年のドラフト会議では村松選手を2位指名、内藤選手を3位で指名する予定だったが、オリックスに指名され「内藤選手が3位で取れなかったのは残念。」と話していた。

また、昨年は「基本は投手の1位」としながらも、横浜DeNAとENEOSとの試合を視察し、度会隆輝選手を「バッティングは本当に素晴らしい選手。打者ではナンバーワンです。1位でなくても外れ1位で絶対名前が挙がるんじゃないですか」と評価し、ドラフト会議では1位で指名をした。

フロントも落合監督の時と同じように、球団のレジェンドである立浪監督にはある程度、監督の編成権を認めていたようなところがあり、立浪監督の評価がドラフト会議に反映されていた。立浪監督が辞任することで再びフロントが主導した形になる。

それでも村松選手、福永選手などがレギュラーで活躍するようになった。新監督の元でそれらの選手が更に成長し、新たに獲得した選手と共に新しい中日を作り上げてゆきたい。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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