仙台大・平川蓮、右打席で特大ホームラン！日ハム＆阪神スカウトも絶賛のプロ注目スイッチヒッター

東北地区社会人・大学対抗戦で、仙台大学のプロ注目外野手・平川蓮選手がレフトスタンドに豪快なホームランを放ち、視察に訪れた北海道日本ハムファイターズと阪神タイガースのスカウトから、そのポテンシャルの高さを絶賛する声が相次ぎました.

走攻守三拍子揃ったスイッチヒッター

184cm、84kgという恵まれた体格を誇る平川蓮選手は、大学2年秋からスイッチヒッターとして注目を集めるようになりました。大型選手でありながら、50mを5.9秒で駆け抜ける俊足も兼ね備えており、そのポテンシャルの高さから、今年のドラフト候補として大きな注目を集めています。

この日、平川選手は東北地区社会人・大学対抗戦で日本製鉄石巻と対戦。注目の第2打席、初球のストレートを完璧に捉えると、打球は一直線にレフトスタンドへと伸びていきました。打球の行方を見送ったレフトの選手は、ただ立ち尽くすのみ。まさに特大の一発でした。

この試合、相手捕手として出場していたのは、平川選手の大学の先輩である坂口選手。「1打席目で真っすぐを振り遅れてしまったので、坂口さんなら真っすぐでくると思いました」と冷静に分析し、「成長した姿を見せたかったので、ホームランを打てて良かったです」と笑顔で語りました。

プロ注目のスイッチヒッターとして、これまで俊足を生かした大型アベレージヒッターという評価を得ていた平川選手ですが、今シーズンはすでに5本塁打をマーク。そのうち4本は左打席でのものでしたが、この日は右打席で豪快なホームランを放ち、その長打力にも改めて注目が集まっています。

この日の試合には、北海道日本ハムファイターズの白井スカウトと、阪神タイガースの葛西スカウトが視察に訪れ、平川選手のプレーを高く評価しました。

北海道日本ハム・白井スカウト：「大学で確実に成長しています。この体格で両打ちは本当に魅力的なので、いろいろなピッチャーと対戦して、さらに対応力を磨いてほしいです」

阪神タイガース・葛西スカウト：「ホームランも打ちましたし、大型のスイッチヒッターで本当に魅力的で東北地区を代表するバランスの取れた選手だと思います。あの体格で動ける身体能力も高評価です」

平川選手は自身の進路について「プロ一本」としており、「大きくて走れる方がプロからの評価は高くなると思うので、盗塁を増やして盗塁王を目指したいです」と、プロからの注目を意識しながら、持ち前の俊足でも積極的にアピールしていく意向を示しました。

秋のドラフト会議では、大型で俊足、そして長打力も兼ね備えたスイッチヒッターとして、平川蓮選手が上位指名を受ける可能性は十分にあります。今後の彼の活躍から、ますます目が離せません。