昨年、横浜隼人高校で150キロ前後の速球を投げ、ドラフト候補として注目されていた沼井伶穏投手が、首都大学リーグの開幕戦でリリーフで登板し、152キロの速球を見せた。ドラフト指名漏れから約半年、4年後の1位指名を目指してスタートした。
12球団から調査書も
沼井伶穏投手は186cmの右腕投手で149キロの速球を投げ、昨年の秋には12球団から調査書が届くなど、ドラフト会議での指名が有力視されていた右腕投手だった。
しかし、ドラフト会議では指名漏れとなり、その日の夜に東海大の長谷川監督から連絡が入り、「すぐここでやろうと思いました」と東海大への進学を決めていた。
この春までに最速は153キロを記録していたが、この日の大学リーグ開幕戦の帝京大戦では8回から2番手で登板すると、3つの四球を与えたもののノーヒットで4つの三振を奪った。「開幕戦ということで緊張もあったと思うんですけど、四球を3つ出してしまった。そこはしっかりと次に向けて修正していかないといけない。ここまで練習していたフォークで三振を取れたので、そこは良かったと思います」と話した。
長谷川国利監督は「クイックとかもできるようになった。何よりもタフで、筋肉もやわらかい」と話す。沼井投手は「悔しい思いもあったんですけど、この4年間で今年プロに行った高卒の誰よりも練習して、4年後に1位で行けるようにと思っています」と話し、4年後のドラフト1位指名を目指して大学野球をスタートさせた。
故障がなければ4年後には必ず注目投手となるだろう。
2028年度-大学生のドラフト候補とみんなの評価
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最速153キロを誇る東海大のルーキー・沼井伶穏(れおん)投手(1年=横浜隼人)が開幕戦の8回から2番手で救援し、リーグ戦デビュー。2イニングを3四球も無安打無失点、4三振を奪い、勝ちゲームを締めた。
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