【ドラフト指名予想】阪神が北海学園大の159キロ右腕・工藤泰己投手をリストアップで1位2位の指名予想は?

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阪神が今秋ドラフト候補として、北海学園大学の工藤泰己投手(21歳)をリストアップしていることが明らかになった。自己最速159キロを誇る北海道出身の剛腕には、メジャー球団からも熱視線が注がれている。

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阪神がリストアップ!最速159キロ右腕にメジャーも熱視線

北海学園大学の工藤泰己投手は、がっしりとした体格から最速159キロのストレートを投げ、今秋ドラフト会議の上位指名候補として注目されているが、阪神が工藤投手をリストアップしていることが分かった。

工藤投手は4月23日の北海道ガスとのオープン戦で、自己最速を大きく更新する159キロを記録し、その前に行なわれた巨人3軍戦でも158キロを記録した。そのポテンシャルは国内球団にとどまらず、メジャーリーグからも熱視線が注がれており、メジャー2球団のスカウトも視察に訪れている。

5月2日の札幌学生野球春季リーグ・星槎道都大学戦では、6回2安打10奪三振無失点と快投を見せ、集まった多数のスカウトの前でその実力を証明した。阪神も現地で工藤投手をチェックしており、

  • 阪神・葛西スカウト:「ストレートに力があり、球種も豊富。真っすぐの制球が安定してくれば完成されてくるのでは」

と担当の葛西スカウトが評価した。

ストレートは高めに浮くことも多く、プロではまだ狙われそうな球ではあるが、スライダー、カーブ、フォークといった豊富な変化球を使うことができ、投球の幅を持っているのも工藤投手の魅力といえる。同じく北海道から2020年に北海道日本ハムにドラフト1位で指名され、球界を代表する投手となった伊藤大海投手も、それほど上背がないもののガッシリとした体型から強いストレートと、鋭くて多彩な変化球を投げているが、工藤投手もストレートの質はややタイプが違うものの、基本的には同じようにチームの先発ローテーションを引っ張る投手になる可能性がある。

高校で投手転向、大学で頭角現す!意識の高さと将来性

北海道札幌市出身の工藤泰己投手は、北海高校を経て北海学園大学へ進んだ。高校時代は1年春に捕手としてベンチ入りしたが、その秋に投手に転向した。それでも3年春夏には甲子園に出場したが、投手としての登板機会はなかった。

北海学園大学に入学と投手として頭角を現し、1年秋にはリーグ戦デビュー。大学で着実に成長を遂げ、3年の時点で150キロのたまを投げる投手としてプロから注目される存在になっていた。自身のインスタグラムではピッチング練習に加えウエートトレーニングに励む動画をアップするなど、意識の高さも垣間見える。

阪神の補強ポイント合致!ドラフト巧者が追う北の剛腕

阪神は村上投手、才木投手の両右腕が先発の軸を務めるが、才木投手はメジャー移籍の可能性も高まっており、次世代の右の先発陣を作ることを目指し、2019年のドラフト1位で西純矢投手、2021年のドラフト1位で森木大智投手、2023年のドラフト1位で下村海翔投手、昨年のドラフト2位で今朝丸裕喜投手と右腕投手を指名している。しかし西投手が右肘の手術を受け、森木投手が思うような成長をすることができず、2022年ドラフト4位の茨木秀俊も故障、2年目の椎葉剛投手や津田淳哉投手もまだ成績を残せていない。

若手の野手が存在感を見せ始めている中で、左の門別啓人投手とともに右の先発陣を作り上げたいのと、またリリーフ陣も世代交代のタイミングが来ており、工藤泰己投手は、先発・またはリリーフとして阪神の補強ポイントに合致する存在と言えるだろう。

今秋のドラフト会議では、創価大学の立石正広選手が人気を集め、阪神も当然、ポスト大山選手を見越して指名の可能性はあるが、若手の野手が育ってきている中で、右腕投手の獲得に向かう可能性もあり、東北福祉大の堀越啓太投手、健大高崎高校の石垣元気投手などの指名の可能性もある。

昨年はドラフト1位から3位まで投手を指名しており、理想としては1位で立石選手を指名し、2位で工藤投手、村上投手の後輩となる東洋大の島田舜也投手、155キロ右腕の花園大・藤原聡大投手、他にも明治大でリリーフとして活躍し始めた大川慈英投手などを指名するという流れが良いのではないかと思うが、1位で右腕投手、2位で坂本誠志郎捕手の後輩で打撃でも注目される明治大の小島大河捕手、というのもありかもしれない。

工藤泰己投手 プロフィール

  • 氏名: 工藤 泰己(くどう たいき)
  • 所属: 北海学園大学 4年
  • 出身: 北海道札幌市
  • 生年月日: 2003年(平15年)9月29日(21歳)
  • 経歴: 常盤ハリケーン(小学3年~)- 常盤中学校(T・TTBC)- 北海高等学校(1年春捕手でベンチ入り、1年秋投手転向、3年春夏甲子園出場も登板なし)- 北海学園大学(1年秋リーグ戦デビュー)
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 175cm・82kg
  • 最速: 159キロ
  • ポジション: 投手
  • 主な球種: ストレート、スライダー、カーブ、フォーク
  • 特徴: 今秋ドラフト候補の本格派右腕。自己最速159キロ。メジャーからも熱視線が注がれるポテンシャルを持つ。高校で投手転向した異色の経歴。阪神がリストアップ。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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