全国高校野球選手権神奈川大会では日大藤沢が11-0の5回コールドで初戦を突破した。今秋ドラフト候補で主将を務める半田南十選手(3年)が「3番・遊撃」で出場し、2安打1打点1四球と活躍。視察した東京ヤクルトのスカウトからも高い評価を受けた。
初戦の緊張もなんのその、2安打1打点1盗塁でコールド発進に貢献
「シートノックから硬くて、初戦の独特の雰囲気があった。難しかった」。主将の半田南十選手は試合後、チームの初戦の雰囲気について振り返ったものの、試合が始まると自身を中心に緊張も解れて躍動感あるプレーを見せた。初回1死三塁の第1打席で四球を選ぶと、3回には相手内野陣がお見合いする幸運な当たりで二塁を陥れ、続く打者一巡で迎えた2死三塁のチャンスでは、センターオーバーのタイムリー三塁打を放った。50メートル6秒2の俊足も活かして活躍を見せた。
半田選手にはショートの守備と肩、足のスピード、そしてスイングの強さがあり、プロのスカウトが注目をしている。この日も東京ヤクルトの橿渕聡スカウトグループデスクが評価した。
東京ヤクルト・橿渕聡スカウトグループデスク:「一番は走攻守の三拍子がそろっていること。長打を打てる選手であることも注目ポイント」
走攻守に高い身体能力と質の高いプレーを見せる半田選手に、高校生遊撃手として高い評価を示した。
「高卒支配下で」夢のプロ入りへ決意
小学生時代にはベイスターズジュニアでもプレーした経験を持つ半田選手。プロ入りは「小さい頃からの夢」と語り、「高卒支配下で指名されたい。出すつもりです」とプロ志望について明言した。
高校生遊撃手としてドラフト会議では支配下ドラフトでの指名が予想される。この日評価した東京ヤクルトか、少年野球時にプレーした横浜DeNAか、またはその他の球団化、どの球団と縁を結ぶのか注目される。
半田南十選手 プロフィール
- 氏名:半田 南十
- 所属:日本大学藤沢高校(3年)
- ポジション:内野手(遊撃手)
- 投打:右投両打
- 主な特徴や実績:今秋ドラフト候補の遊撃手。日大藤沢で主将を務める。走攻守三拍子そろった選手で、長打力も兼ね備える。2025年夏の神奈川大会初戦で2安打1打点1盗塁と活躍。ヤクルト・橿渕スカウトから高い評価を受ける。小学生時代にベイスターズジュニアでプレー。高卒でのプロ入りを強く希望している。

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