159キロ右腕の北海学園大・工藤泰己投手、エスコンデビューは3四死球1失点も154キロ記録

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北海道日本ハムの2軍と北海道の社会人・学生選抜によるプロアマ交流戦が15日、エスコンフィールド北海道で行われ、プロ注目の最速159キロ右腕、北海学園大学の工藤泰己投手投手(4年=北海)がほろ苦いエスコンデビューとなった。1点リードの7回に登板するも、制球に苦しみ押し出し四球で同点を献上。それでも150キロ台を連発し、そのポテンシャルの高さは示した。

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「独特な雰囲気」にのまれ…3四死球1失点

工藤泰己投手は1点リードの7回、満を持してマウンドに上がったものの、無死満塁のピンチを招くと、押し出し四球を与え同点にされた。後続は断ったものの、1イニングを投げ1安打3四死球1失点と、課題の制球力が浮き彫りとなった。「ブルペンで調子が良くて、いい感じと思ったけど、いざマウンドに上がると独特な雰囲気と自分の適応能力の低さが顕著に出た」と工藤投手は悔しさを滲ませた。

それでも、ストレートは威力十分で、プロ相手にも通用することを示した。この日は最速154キロをマークし、150キロ台を連発。「エスコンで投げたい思いはあったので、今回投げるのは自分にとって貴重な経験になる。弱気にならず、強気な姿勢で直球主体に押していければいい」という言葉通り、自らのスタイルを貫いた。

秋のリーグ戦へ「そこまでに調整したい」

6月の全日本大学野球選手権では2試合に先発し、2回戦の佛教大学戦では5回1失点と好投。その後、課題である制球力の向上に努めてきたが、この日はその成果を発揮することができなかった。

25日には秋季リーグ戦が開幕する。「リーグ戦が始まるので、そこまでに調整していきたい」。この日の悔しさを糧に、2季連続の優勝を目指し、そして、その先にあるプロの世界に入るために、10月のドラフト会議に向けて勝負の秋となる。

工藤投手は指名は確実と見られるが、ドラフト上位指名の「どうしても欲しい選手」となるにはこの秋に春以上の投球が必要となりそうだ。

工藤泰己投手 プロフィール

  • 氏名:工藤 泰己(くどう たいき)
  • 所属:北海学園大学(4年)
  • 出身高校:北海高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 主な特徴や実績:最速159キロを誇るプロ注目右腕。2025年8月15日の日本ハム2軍とのプロアマ交流戦でエスコンフィールド初登板を果たし、1回1失点、最速154キロを記録。6月の全日本大学野球選手権では2試合に先発。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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