第96回都市対抗野球大会の1回戦では、鷺宮製作所(東京都)がTDK(にかほ市)に5-4で勝利し、5年ぶりの初戦突破を果たした。今秋ドラフト候補の最速150キロ左腕・竹丸和幸投手が6回2安打1失点8奪三振の快投を見せ、ネット裏に集結した各球団スカウトにその実力を存分にアピールした。
圧巻の6回8K1失点、無四球の快投でチームを勝利へ
大舞台でも物怖じしない。竹丸和幸投手は、この日最速148キロを記録したキレのあるストレートと、チェンジアップを軸とした多彩な変化球でTDK打線を翻弄した。2回に先制のソロホームランを浴びたものの、「打たれたものはしょうがない」と全く動じず、その後は安定した投球を披露。ストライク先行のテンポの良いピッチングで6回をわずか69球、2安打8奪三振、無四球で1失点に抑えた。「チェンジアップでストライクが取れたので真っすぐも生きた」と自身の投球を振り返った。
スカウトも絶賛!ヤクルトGM「間違いない」、栗山CBO「非常に高いレベル」
この日の東京ドームには、阪神が竹内球団副本部長など11人態勢で視察するなど、大勢のスカウトが詰めかけた。その中で東京ヤクルトの小川淳司GMや北海道日本ハムの栗山CBPが評価をした。
東京ヤクルト・小川淳司GM:「武器はどの球でもストライクが取れること。制球力は間違いない」
北海道日本ハム・栗山英樹CBO:「非常に高いレベルでいろんなことができる。相手を見ながら勝つためにトータル的に投球をイメージできている」
高い制球力や変化球を使って抑えていく投手としての総合力を評価している。
「高校で辞めるつもりだった」控え投手からのドラフト候補へ
竹丸投手は崇徳高校時代は背番号10の控え投手で、城西大学でも2部リーグでのプレーが長かった。「野球は高校でやめるつもりだったし、プロになれないと思って野球を続けてきたので不思議です」と、ドラフト候補として注目されている現状について話した。
社会人入り後に先発へ転向し、ウエートトレーニングに本格的に取り組んだことで球速と制球力が格段に向上し、才能が開花した。緊張しないという強心臓も武器に、全国の舞台での先発で、考えもしていなかったプロ入りに向けて大きく前進する投球となった。
竹丸 和幸(たけまる かずゆき) プロフィール
- 所属:鷺宮製作所
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
- 身長・体重:179cm・76kg
- 主な特徴や実績:2002年2月26日生まれ、23歳。広島県出身。最速150キロを誇るプロ注目左腕。抜群の制球力を武器に、ストレートとチェンジアップで三振を奪う。高校・大学時代は無名ながら、社会人で急成長を遂げた。



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