静清高で186cmの長身から最速145キロを投げる左腕・内藤優央投手(3年)が、プロ志望届を提出した。今春の県予選で8回19奪三振を記録した逸材は、夏の不調を乗り越え、高卒でのプロ入りという夢への挑戦を決断した。
春19Kの衝撃、夏は不本意な結果に
186cmの長身から投げ下ろす角度のあるボールで内藤優央投手は今春、鮮烈なインパクトを残した。静岡県予選で8回を投げ19個の三振を奪う圧巻の投球を見せ、一躍ドラフト候補として注目を集めた。
しかし、春以降に背中の違和感を発症。万全な状態ではないまま迎えた夏の県大会では、1回戦の池新田戦に4番手で登板して1回を三者三振に抑えたが、2回戦の常葉大菊川戦で先発するも4回6失点と悔しい結果に終わった。
フォーム改良で手応え、高卒プロへ挑戦
夏の大会以降、内藤投手はフォームの改良に着手。右足の使い方を見直し、リリース時にしっかりと体重を乗せることを追求してきた。「感覚は、すごくいい。春の時のような感じです」と、本人も確かな手応えを感じている。
良い状態を取り戻しつつある中で、「高卒でプロに行くことはずっと考えていた夢だった。プロ入りへのチャンスがもらえるところまできたので、自分の評価を知りたい」と、プロ志望届の提出を決意した。
静清高からは、OBの石田裕太郎投手(中央大)が、2023年のドラフト5位で横浜DeNAに指名され、1軍でも先発する活躍を見せている。しかし、高校で直接指名となれば、初の快挙となる。元宝塚歌劇団の男役スター・柊巴(ひいらぎ・ともえ)さんを伯母に持つという左腕が、夢の舞台の扉を叩く。
マウンドに立つとその高さを感じる。力感が無くヒョイと投げる感じだがビュッとくる球に、力強さが加わってきたら楽しみになると思う。将来性を評価した球団がどのくらいの順位の持ってくるか、支配下ドラフトの下位での指名があるか注目したい。
内藤 優央 プロフィール
- 氏名:内藤 優央(ないとう まお)
- 所属:静清高校 3年
- 出身:静岡県浜松市
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
- 身長・体重:186cm・81kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速145キロの長身左腕。今春の静岡県予選で8回19奪三振を記録。伯母は元宝塚の柊巴さん。





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