社会人野球日本選手権の近畿地区最終予選で23日、大阪ガスの今秋ドラフト候補左腕・本間悠貴投手(24)がリリーフ登板。チームは敗れたものの、2回2/3を無失点に抑える好投を見せ、視察した阪神の竹内球団副本部長らNPB4球団のスカウトにアピールした。
敗戦も2回2/3を無失点
この日はミキハウスに先行され、更に追加点を許した場面でドラフト候補左腕が意地を見せた。0-4の6回1死から2番手としてマウンドに上がった本間悠貴投手は、2回2/3を2安打2奪三振無失点に抑える好リリーフ。7回には低めのフォークで空振り三振を奪うなど、持ち味を発揮した。「全力で投げることができて抑えることができた」と、自身の投球に手応えを口にした。
阪神副本部長も視察、DeNAスカウトは精度を評価
天理大から大阪ガスに進んで2年目、ドラフト解禁年の左腕投手で、都市対抗本戦ではヤマハ戦で2番手で登板すると、3回を投げて2安打1失点と好投を見せていた。
この日のスタンドには阪神が竹内球団副本部長など複数スカウトで視察をするなど4球団のスカウトがその快投を見守り、評価も高まっている。
横浜DeNA・藤田スカウト:「ベース上でのボールも強い。フォークも空振りが奪えて精度が高い」
出力の高さとリリーフで崩れない安定感があり、左のリリーバー候補としてドラフト会議の指名が予想される。
大学で本格転向の左腕、運命の日へ
大冠高校時代は主に外野手で、天理大学入学時から本格的に投手に転向した。大学4年秋にはリーグMVPと最優秀投手賞を獲得してその才能を開花させたが、ドラフト会議直前のブレークとなり、プロ志望届は提出せずに内定の決まっていた大阪ガスに進んだ。
指名解禁となるドラフト会議が目前に迫るが、本間投手は「意識せずにチームのために投げられたら」と話し、チームのために投げる姿勢を崩さなかった。
本間 悠貴 プロフィール
- 氏名:本間 悠貴(ほんま ゆうき)
- 所属:大阪ガス
- 出身:大冠高校 – 天理大学
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
- 身長・体重:177cm・77kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速149キロの左腕。大学時代に投手に本格転向し、4年秋にリーグMVP、最優秀投手賞を受賞。キレのあるフォークボールが武器。

コメント