北海学園大カルテットがプロ志望届を提出、159キロ右腕・工藤投手ら史上初の複数指名へ

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今春の全日本大学野球選手権で8強入りした北海学園大学から、ドラフト候補4選手が24日、そろってプロ志望届を提出した。最速159キロ右腕の工藤泰己投手、153キロ右腕の高谷舟投手、148キロ左腕の木村駿太投手、そして強打の常谷拓輝内野手。同一年に複数人が指名されれば大学史上初の快挙となり、北の逸材カルテットが運命の日を待つ。

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北の最強投手陣、いざプロの世界へ

今年の大学球界を沸かせた北の強力投手陣が、そろってプロへの挑戦を表明した。世代トップクラスの球速を誇る工藤泰己投手、同じく150キロ超の速球が武器の高谷舟投手、そしてエースとしてチームを牽引した左腕・木村駿太投手だ。この3投手を擁し、チームは春の全国大会でベスト8に進出。その実力は全国区だ。島崎圭介監督も「よくここまで伸びてくれた。4人なんとかかかってほしい」と、教え子たちの吉報を願った。

復活の159キロ剛腕・工藤、MLBも注目

中でも最大の注目を集めるのが、最速159キロを誇る工藤投手だ。北海高校時代は現ソフトバンク・木村大成投手の陰に隠れていたが、大学で才能が完全に開花。今秋は首を痛めて出遅れたが、19日の復帰登板ではいきなり150キロ台を連発した。そのポテンシャルにはMLB球団も注目しており、「入学したときからプロで活躍することを目標に頑張ってきた。提出するところまで成長できたのはすごく光栄なこと」と、感慨深げに語った。

プロ一本の高谷、ゲームメイク能力の木村

最速153キロ右腕の高谷投手は、関東の強豪社会人からの誘いを断り、「プロ一本」の覚悟でドラフトに臨む。「ずっと小さい頃から夢だった。ここまで来たんだという感じ」と語るように、支配下での指名を目指す。同じく木村投手も、「大学に入ったときは提出することを考えていなかった。意識とかを含めてここまで変われてよかった」と、4年間での自身の成長を実感。ゲームメイク能力に長けた左腕として評価を高めている。

野手も逸材、強肩強打の常谷

投手陣だけではない。4人の中で唯一の野手となる常谷拓輝選手も、プロが注目する逸材だ。逆方向にも長打を打てる打撃に加え、投手として140キロ中盤を投げるほどの強肩も魅力。日本ハム2軍との交流戦で結果を残すなど、アピールを続けてきた。「プロに行きたい気持ちがある」と、育成での指名も視野に入れ、夢の実現を待つ。

大学野球連盟が公示するプロ志望届には近日中に掲載される見通し。

工藤 泰己 プロフィール

  • 氏名:工藤 泰己(くどう たいき)
  • 所属:北海学園大学 4年
  • 出身:北海高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速159キロ。大学日本代表候補。MLB球団も注目する世代トップクラスの剛腕。

高谷 舟 プロフィール

  • 氏名:高谷 舟(たかや しゅう)
  • 所属:北海学園大学 4年
  • 出身:札幌日本大学高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速153キロ。キレのあるスプリットも武器。社会人の誘いを断りプロ一本で勝負する。

木村 駿太 プロフィール

  • 氏名:木村 駿太(きむら しゅんた)
  • 所属:北海学園大学 4年
  • 出身:札幌国際情報高校
  • ポジション:投手
  • 投打:左投
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速148キロ。安定感抜群のゲームメーカーとしてチームを春の全国8強に導いたエース左腕。

常谷 拓輝 プロフィール

  • 氏名:常谷 拓輝(つねたに たかてる)
  • 所属:北海学園大学 4年
  • 出身:札幌静修高校
  • ポジション:内野手
  • 投打:右打
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。逆方向にも長打を打てる打撃と、投手として140キロ中盤を投げる強肩が魅力。
北海学園大学のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
2025年大学生プロ志望届提出選手一覧
2025年の大学生プロ志望届を提出した選手の特徴を簡単に紹介します。9月25日に6名が掲載され、合計112人になりました。
北海学園大 木村駿太、工藤泰己、高谷舟、常谷輝の4年生カルテットがプロ志望届提出 - スポニチ Sponichi Annex 野球
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【大学野球】最速159キロ右腕・工藤ら北海学園大の4人がプロ志望届提出 複数指名なら大学史上初 - スポーツ報知
北海学園大の工藤泰己投手(4年=北海)、高谷舟投手(4年=札幌日大)、木村駿太投手(4年=札幌国際情報)、常谷拓輝内野手(4年=札幌静修)の4人が24日、プロ志望届を提出した。近日中に全日本大学野球
今秋も逸材ずらり 近年の道産子のドラフト指名で軟式出身者が躍進 - スポーツ報知
北海道でアマ野球取材を始めて6年。NPBに羽ばたく選手を多く見届けた。世代の代表で活躍した選手もいれば、無名校からはい上がった選手など経歴は十人十色。中学時代の所属チームに焦点を当てると、近年プロ入
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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