横浜DeNAからドラフト1位指名を受けた青山学院大学の小田康一郎内野手(22)が27日、神奈川県相模原市の同大学キャンパスで指名あいさつを受けた。この場には相川亮二新監督(49)もサプライズで登場。球団初の「三冠王」という壮大な目標を掲げた逸材に対し、指揮官は青学大OBの吉田正尚選手(レッドソックス)を超える存在になれると太鼓判を押した。
相川新監督がサプライズ訪問「吉田正尚を超えるセンス」
指名あいさつの席には、出席予定になかった相川亮二新監督の姿があった。まさかのサプライズに小田康一郎選手は「聞かされてなくて。姿を見てびっくりした」と目を丸くした。新指揮官は「僕に負けない、いい笑顔。表情には人間性が出る」と、さっそくルーキーとの笑顔の応酬で心を掴んだ。
相川監督は、捕手目線で小田選手の打撃を絶賛。「素晴らしい体の使い方、バットの振り方をしている」と、同じ青学大OBで体格も近い吉田正尚選手を引き合いに出し、「吉田選手を超えるような選手になれるセンスを持っている」とほれ込んだ。「僕はいいバッターはいっぱい打席に立ってほしい。前の方で打ってくれるような選手になってくれれば」と、早くも上位打線での起用プランも明かした。
目標は「新人王、そして三冠王」
指揮官の大きな期待に対し、小田選手も壮大な目標で応えた。「まずは新人王。その後は首位打者、三冠王、打者のタイトルを総なめできる打者になりたい」。球団史上初となる三冠王獲得を宣言。メジャーで活躍する吉田正尚選手を参考に、スイング軌道などを研究してきたといい、「その評価に応えられるように努力し続けたい」と意気込んだ。
チームは今季、正三塁手の宮崎選手が36歳を迎え、内野手の補強がポイントだった。指揮官は「プロ野球は競争。実績があっても、それを超える若い選手がいれば、そっちが出るべき」と明言。小田選手も「1年目からリーグ優勝に導けるように頑張りたい」と、笑顔でレギュラー奪取を誓った。
東都出身の内野陣
横浜DeNAは、牧選手を中心に林選手、石上選手など、東都リーグ出身の若い内野陣が掲載しつつある。特に中心選手の牧選手はチームのムードメーカーで、可愛がられキャラの小田選手は、牧選手の良き相棒となる。
もちろんすればプレーも同様で、牧選手の技術などを吸収し、DeNAの攻撃陣を引っ張って行きたい。
小田 康一郎 プロフィール
- 氏名:小田 康一郎(おだ こういちろう)
- 所属:青山学院大学 4年
- 出身:中京高校
- ポジション:内野手
- 投打:右投左打
- 身長・体重:173cm・85kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位(DeNA)。佐々木麟太郎(スタンフォード大)の外れ1位。東都大学リーグでベストナイン3度受賞、リーグ6連覇に貢献した左のスラッガー。日米大学野球日本代表。












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