23日のドラフト会議で東京ヤクルトから1位指名を受けた法政大学の主将・松下歩叶(あゆと)内野手(22)が27日、ドラフト指名後初となる本塁打を放った。東京大学戦に「4番・三塁」で出場すると、6回に今季3号となる2ランを左翼席中段へ。現役最多を更新するリーグ通算13号の特大弾で、チームを勝利に導いた。
ドラ1の覚悟、特大の「リーグ戦で一番の手応え」
未来の本拠地となる神宮球場で、ドラ1の矜持を見せつけた。1-0で迎えた6回2死一塁、松下歩叶選手は内角の直球を完璧に捉えた。打った瞬間に本塁打を確信し、バットを放り投げて感情を爆発させる。打球は左翼席中段に突き刺さる、現役最多のリーグ通算13号2ランとなった。
「このリーグ戦で一番といっていいくらいの手応えのある打球だった」と自賛する一発。前日に最下位・東大に敗れ、「応援してくださった皆さまに申し訳ない。僕が活躍することで勢いづくんじゃないかと思っていた」と主将としての責任を痛感していた。それだけに、「次の1点が大事だと思っていて、それを自分で取ることができた。うれしさが出ちゃいました」と、チームを勝利に導く一打に喜びを隠さなかった。
指揮官も絶賛「非常に魅力的」
4番としての仕事を果たした主将を、法大・大島公一監督も「左バッターが多い中で、右バッターは非常に貴重。その中でしっかり引っ張る打球が遠くに飛ぶというのは魅力的。頼もしい」と称賛した。
集大成へ「2連勝するしかない」
ドラフト指名を受け、球場入りする際には多くのファンから声をかけられ、「いつもの神宮じゃなかったなという気はした」という。その期待を力に変え、まずは1勝1敗のタイに戻した。28日の最終戦が学生としての最後の試合となる。「最後に笑って終われるように。とにかく勝ちにこだわってやっていきたい」。有終の美を飾り、プロの世界へ羽ばたく。
松下 歩叶 プロフィール
- 氏名:松下 歩叶(まつした あゆと)
- 所属:法政大学 4年
- 出身:桐蔭学園高校
- ポジション:内野手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:181cm・87kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位(ヤクルト)。日米大学野球MVP。東京六大学リーグ通算13本塁打(現役最多)を誇る右のスラッガー。


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