23日のドラフト会議で巨人から1位指名を受けた社会人No.1左腕、鷺宮製作所の竹丸和幸投手(23)が28日、社会人日本選手権の1回戦・東海理化戦に先発登板。ドラフト指名後初となる公式戦のマウンドで、自己最速タイの152キロを計測。6回1/3を8安打1失点(無四球)と粘り強い投球で試合を作り、チームの勝利に貢献。即戦力としての実力を巨人ファンに見せつけた。
自己最速タイ152キロ!ピンチで見せたギアチェンジ
ドラ1左腕が、全国の舞台でその実力を証明した。注目のドラフト後初登板。京セラドームのマウンドに上がった竹丸和幸投手は、決め球のチェンジアップが低めに決められずに、毎回のように走者を背負う苦しい展開。「ヒットはかなり打たれたんですけど、結果は1失点で抑えられたのでよかったです」と振り返る通り、真骨頂はピンチでの粘り強さだった。
3回に先制点を許したものの、同点で迎えた4回1死一、二塁の場面でギアを上げた竹丸投手は、力勝負で2者連続の空振り三振。雄叫びを挙げると「珍しい方だと思います」と、感情をあらわにし、ピンチを切り抜けた。この日の直球は自己最速タイの152キロを計測し、150キロ超えを連発。本調子でない中でも、無四球と抜群の制球力で試合を作った。
巨人スカウトも安堵、対戦相手も「球速以上に伸びる」と脱帽
スタンドでは巨人の担当・森中スカウトも登板を見守った。
巨人・森中スカウト:「順調に投げられるのを見てホッとしている。チェンジがいい悪いじゃなくても他のボールを使って試合をつくれていた。ここからスタミナもついていって伸びていくと思う」
また、対戦した東海理化の武藤主将も「真っすぐが球速以上に手元で伸びたし、得点圏のエンジンのかけ方にメリハリがあった」と、その投球術に脱帽した。
都市対抗の悔しさを胸に「優勝してプロに」
今夏の都市対抗では準々決勝で敗退。「一球に対するこだわりが変わった」という悔しさをバネに、この日は慎重な投球でリベンジを果たした。「しっかり抑えて、こういう選手が入ってくるんだぞというところを見せたい」と語っていた左腕。社会人最後の大会を「優勝してプロに行きたい」と、最高の置き土産で締めくくることを誓った。
竹丸 和幸 プロフィール
- 氏名:竹丸 和幸(たけまる かずゆき)
- 所属:鷺宮製作所
- 出身:崇徳高校 – 城西大学
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
- 身長・体重:179cm・75kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位(巨人)。社会人No.1左腕の呼び声高い即戦力候補。最速152キロ。ドラフト後初登板の日本選手権で6回1/3を1失点と好投した。











httpsScroll://hochi.news/articles/20251028-OHT1T51087.html








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